北九州市で発生している
「第2波」と専門家やメディア
が呼び始めている感染拡大は
第1波の続きだと思われる。

北九州市の今回の感染拡大は
北九州市の新規感染者が「ゼロ」
の状態が3日連続で続いた後に
急激に発生しています。

北九州市のHPでは感染者の
状況を詳細に記録し公表して
いますので、私にとっては
好都合です。

北九州市の92例目の感染者
の記録に私は注目しました。




この方は4月26日に発熱(37度)
されています。そしてPCR検査
で陽性が判明したのが5月27日
と発症から1ヶ月以上経って
から感染が判明したのです。


そして、今回の新型コロナの
特徴の一つに、一旦陽性から
陰性に転じても再度陽性に
戻るケースが中国や欧米で
発生しております。日本で
も大阪で数件発生が報告
されています。
(無症状感染者が大半なので
他都道府県では、捕まえて
いないのが、大阪のケース
が目立つだけだと思います)

疑陰性で片付けられています
が、私はウイルスの体内での
増殖が少ないので肺の奥に
ウイルスが存在するのですが
何らかの原因で増殖せず鼻の
奥から検体を取るPCR検査では
ウイルスを検出出来ないのでは
ないか? と思っています。

この例では1ヶ月以上も
ウイルスが体内で生息し
ているのです。

北九州市では1例しか見つかり
ませんので、他都道府県で調べ
て見ました。

問題はHPで北九州市のように
詳細に記録していないと読み
取れない事です。

幸いな事に、国が何故この県を
緊急事態宣言から解除したのか
疑問に思える「石川県」

ここのHPは私の望む記録を
公表してくれています。

下記の記録は20代、濃厚
接触者(女性)です。




4月20日に感染者179例目の
濃厚接触者として経過観察
されています。

4月25日にPCR検査を受けて
いますが、結果は陰性。

しかし、5月9日に37度の発熱。
PCR検査を受けるがまたも陰性。


5月15日に肺炎となり、再度
PCR検査を受けて、ようやく
陽性と判明。


4月20日以前の感染ですから
感染から25日かかってようやく
PCR検査で陽性が判明している
のです。

感染後、5日後のPCR検査は
陰性、そして発症後のPCR
検査も陰性なのです。

この方は0代とお若いのです
が、感染から発症まで19日
と短いのですが、高齢者では
もっと長くなります。












すぐ上の80歳の男性の場合は
感染から発症まで、実に34日
も要しています。(感染から
1週間目、そして3週間目の
PCR検査は何れも陰性)

こうなると「水際作戦」で実施
する「2週間の待機」なんて
なんの役にも立たない事が
よく分かります。

エビデンスとは異なるのが
現状なのです!

石川県の例が北九州市にも
当てはまると考えますと
北九州市で現在発生して
いる感染は4月20日以降に
感染していた可能性がある
と言うことになります。
(高齢者と若年者が大半なので)


現在「無症状感染者」と
呼ばれていますが、実は
感染してから発症するまで
の期間が長いだけで感染後
1週間〜3週間後のPCR検査
では陰性になるだけの話
だったのです。

専門家委員会は、一刻も
早くこの事実に気が付き
空港でのPCR検査後の待機
時間と濃厚接触者に対する
PCR検査時期、観察期間の
改正をしてゆかないと
感染防止は見込めないの
では、と思われます。


石川県知事は「ドラッグストア
は、我が世の春」とマスクを
寄贈をしてくださった社長へ
返答するなど、とても危機
管理に長けているとは言い
がたい人物ですが、石川県
の保健所はとても良い仕事を
されていると思います。

また、北九州市も良い仕事を
されていますので、地道に
今の姿勢で頑張って頂きたい
と思います。

そして、北九州市の例から
類推しますと、6月以降の
新規感染者は高齢者と若年
層の比率が高くなると
思われます。

特に、高齢者対策として
介護スタッフへの感染防止
策(抗体検査等の実施)、特に
高齢者介護は中小企業や
零細企業が多い(特に訪問
介護)ので病院と異なり厚労省
が主体となり、予算取りなど
から積極的に関与する必要を
感じます。

また、高齢者介護施設での
クラスター発生時に患者を
受け入れ隔離できる高齢者
専用のコロナ病院を医療
そして介護スタッフを巻き
込んで作り上げて行く事を
すべきです。

今のままであれば、日本の
死者数は急増して欧米並み
になる可能性が高いと思われ
ます。