楽々主義 -23ページ目

楽々主義

徒然なる日々

踊らされてる感がえぐいっていう話☆

摩耶雄嵩さんの
『貴族探偵VS女探偵』
を、読みました。

今回は短編集なので、どんなかな~と思っていましたが、ある種お決まりのパターンでもって貫かれていました。

もちろん、そうは言っても摩耶雄嵩。
単なる謎解きで終わらない。
きちんと裏切りやどんでん返しを用意した上での、お約束なんです。

何て言うのかな、
世の中には色んな不公平があって、
目標に向けて努力は大切だけど、
実らない努力ほど虚しいものはない。
極論だけれど、
現実の真理ではある。

そんな、
人の願いを嘲笑うかのような、
安楽椅子タイプの、貴族探偵。
推理は執事やメイドにやらせ、
しかし、やはり解決に導いたのは、
彼の所有物であり、手柄は総取り。

一方で、
名探偵の弟子になり、下積みを重ね、
ようやく一人で探偵を始めた女探偵。
いつもあと一歩で、貴族探偵においしいところを持っていかれる。
挫折や辛酸を舐めつつも、
信条や方針を変えない強さがある。

摩耶さんの小説には、
いつもこうした凸凹コンビがいて、
それが面白く機能していて、
推理も、物語自体も、
独特の世界観を醸している。

ともあれ、
やはり長編が読みたい今日この頃、
新作に期待したいですね☆(^_^)


日本人はそんなに暇なのかっていう話。

下らないよね。
実に下らない。

何だって、
首相がゴールデンウィークの休暇に何をして過ごしているかなんて、知らなきゃいけないわけ!?

メディアには呆れますよ。

それよりも、
去年の1/3以下に減ってしまった、
東北復興支援ボランティアについて、
もっと危機感をもてよ。
忘れないとか言いながら、風化してますよ、皆さん。と。

別に休みの日ぐらいはほっとけよ。
彼だって人間なんだからさ、
息抜きは間違いなく必要なんだから。

んなことよりも、
辺野古移設が『唯一の解決策』だとか、平気で言えちゃう官房長官を抜けよ!
戦争万歳、軍国主義まっしぐらですよ、皆さん。と。

肝心なことが何なのか、
プライオリティをさ、
きちんと考えようよ。

何ですか、
あの綺麗な海の沖縄に、珊瑚を埋め立てて人殺しの為の施設を作ることが、首相の休日に劣るのですか??
1000年に1度の災害の復興よりも、首相のゴルフ三昧の様子が気になりますか??

だとすれば、ですね、
そんな国は腐ってますよ。
バカを通り越していますよ。

報道の役割とは、
ジャーナリズムとは、
そんな安いゴシップ誌と同じレベルのことをしていればいいのですか!?

肝心なことは見てみぬふりで、
どうでもいいことばかりに、
スポットを当てて、
それでいて、
『報道の自由』?
『知る権利の行使』?
大概にしろよって。

茶番。
道化。
上っ面。
自由と権利の意味をはき違え、
都合の悪いことには蓋をしてばかり。

社会そのものが、
自浄作用を持たなければ、
何かが変わるわけがないではないか。

問いただすべきことは、
選挙の投票率なんかじゃナイんだって。
どうして誰も気がつかないのか。
事の本質をすり替えて、
手段と目的を入れ換えて、
そうやって、
何もかもをあやふやに、曖昧に、
何となくで通り過ぎてしまったが故に、
今こうなっているんだって。

見極めるという力が、
徹底的に低い。

ニュースを、
一つ取り上げるだけでも、
この国の惨状は、
ありありと見えているのに。






圧倒されたねっていう話☆

本日、私kankumは、
ナルト展に行ってきました。

好きな漫画です。
キャラデザはもちろんのこと、
他の漫画にはあまり見られない、
ダイナミクスを重視した、多面的な構図、魚眼レンズで見るような立体感。
少年誌でありながら、世界の在り方や、価値観、哲学的な側面も含めて、フィクションの中の現実性を、紡いだスケール。
独自の『岸本流』を、確立していた。

同時期に『ワンピース』という、
名作があるにもかかわらず、
間違いなくジャンプ作品として、
いや、漫画界の代表作として、
挙げられるものだと思う。

子どものみならず、
男性にも女性にも、
大人や外国人にも、
絶大な人気を誇る。
参列者を見ながら、
一人の漫画家が、
これだけ多くの人に支持を得て、
これだけ多くの人に夢や熱を与えたことのスゴさに、圧倒されました。

原画を見れば、
如何に苦労しながら描き上げたかが伝わり、台詞一つ一つには、ナルトという世界で、作者が伝えたかったことが、滲み出ているのが分かった。

15年という月日が、
長いか短いか、
それはきっと人それぞれだろうけれど、
それこそ、365日全てを一つのことに費やしてきた事実に、間違いなく感動した。

何かを始めれば、
終わりが来ることは分かっている。
描こうと思えば続けられ、
そう望む人も多いだろう。
しかし、
そこできちんと終わらせる矜持。
作り手の、表現者の端くれとして、
その覚悟の大きさには、感嘆しきるのみでした。

あんな風に、なれるように努力したい。
自分の表現した物が、一人歩きできるような何かを。