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楽々主義

徒然なる日々

久しぶりにいい意味で後味が悪いっていう話。

さてさて、
最近kankumお気に入りのドラマ、
『銭の戦争』が最終回でした。
今回はオチが実に気持ちがいい。

この手にありがちな、
『金より大切なものを見つけましたよ』
とか、
『真っ当に生きて幸せになるんだ』
みたいな、
一種のハッピーエンドやサクセスストーリーではなかったところが、実に気に入った。

俺は赤松社長が好きなんです。

別に金が好きとかじゃなくて、
カッコイイ悪役だから。
だからって悪役ぶるとか、
変にねじ曲がってるとか、
そういうんじゃなくて。
彼は彼なりに、
ああなる経緯があり、
信念を経験値から導きだし、
それを貫く覚悟をもってるところ。

確かに、
主人公側の考え方ってのは、
至極世論的で、支持されるんだろう。
恐らくは、一般的な感覚として、
間違ったことは言っちゃイナイ。
それは、赤松社長も認めてる。
分かっている。
その上で尚、自分の生き方に、
恥じることなく筋を通してる。

以前も同じことを言ったけれど、
奇しくも今日の最終回で、
赤松社長が俺と同じ様なことを、
語っていました。
“綺麗事が通る世界で生きているってのは、それだけで恵まれてる”
“金じゃあ本当に幸せになれない。そう思えるってのは、本当の金の大切さも、恐ろしさも知らないってことなんだ”

赤松社長のスゴいところは、
人の価値観は人の価値観として、
受け入れながらも、
俺には俺の信じてるものがあるんだよって話を普通のこととして話すところ。
人は人を裏切るけれど、
金は絶対に裏切らない。
ってのを、
ただ口にするだけじゃなくて、
きっちり行動で示す。

久しぶりに、
素晴らしくいい悪役でした。

そして、あのオチ。。。
白石のあの笑みは一体何を示すのか。
赤松社長の言う通り、
結局金の呪縛から逃れられなかったからのか、金にしか頼れなかった赤松に対する笑みなのか。。。

実際どうなのかは、
あれだけでは分からない。
ただ、
ハッピーエンドを迎えたと思わせておいて、あんな爆弾を投下する辺り、
最近のドラマにはない結末だったな。
そういう余韻が、
観るものに、その後を想像させるから面白い。
どこか、カイジを彷彿とさせる、
いい意味で後味の悪い、
ジトッとした終わり方が、
逆に新鮮で良かったですね。