雪密室 | 楽々主義

楽々主義

徒然なる日々

出発点かっていう話☆

法月綸太郎さんの『雪密室』
を読みました。

誇り高き美女に招待され、信州にある山荘へ赴いた法月警視。
とある目的があって、その地に乗り込んだのだが、
招待客が一堂に会した夜、その美女は殺された。
深い雪に閉ざされた山荘で起きたのは、足跡の消えた密室殺人。
この奇怪な事件に挑む、法月警視と息子の綸太郎。
その意外な結末とは。。。

うむ、納得。

体裁はプロローグでありつつも、
その実、エピローグ!!

この前置きが、
終始物語の核心となり、
大きな意味を持つ。

法月親子の、
かなり深い部分に触れていて、
そういう側面は、
実に、ある意味で、
法月さんぽくはナイ。

事件そのものの謎より、
その辺りの“濁し方”は、
ある種の思い入れすら感じる。

オチの持つ余韻は、
歯がゆさというよりも、
むしろ、
シリーズに色としての鮮やかさや彩りとしては必要だろうな。

事件に直接的に関係はナイけど、
事件の渦中にある法月親子の謎は、
それはそれで、
とても興味深いし、
なるほど、
その後のシリーズに重要なパーツになっているワケですな!!

間接的ではあるけど、
この事件と法月親子の関わりが、
方向性としては、
原点であり、ゴールなのか。。。