林檎にできること。
ありますか。
「それでも、あなたのとなりにいるから。」
例えば子犬のように転がっている林檎が、
何も頑張らずにダラダラ過ごしていたとして。
例えばテディベアのようにころんとした飼い主が、
頑張り方を見失っても奮闘していたとして。
それでも二人は共に過ごしていくのでしょう?
でも、それで両者は満たされるの?
互いに現状に不満や不安を抱えていて、
何とかしたいともがいてみたり、
力になれないと嘆いてみたり、
それでも一緒にいたいと泣いてみたり、
ふとしたじゃれ合いで愛を取り戻してみたり。
それが本当に必要な関係なの?
失いたくない。
離れたくない。
だいすきだから。
何でもするから。
がんばるから。
変わるから。
そうして自分を責め合って慰め合って、
二人で生きていく関係でいいの?
それを共依存と呼ぶ。
分かってる。
自分の気持ちはよくわかってる。
相手の気持ちも少しだけわかってる。
どうにかしたいのと一緒にいたい。
その2つが頭から離れないだけ。
今はどうしていいのかわからないだけ。
きっといつかは解決できる。
きっと二人は分かり合える。
きっと二人は支え合える。
きっとぼくらは一緒にいられる。
今はこうして根拠のない自身を持つことが精一杯。
忠犬にはほど遠いたよりない子犬。
たまにリールを落として迷子になる飼い主。
一緒にいたいと願う気持ちだけが一人前。
みっともない。
それでも、あなたのとなりにるから。