2004.11.13(土)マチネ
主なキャスト:エンジニア・・・橋本さとし/クリス・・・井上芳雄※/キム・・・笹本玲奈/ジョン・・・岡幸二郎
         トゥイ・・・戸井勝海/エレン・・・ANZA/ジジ・・・高島みほ/タム・・・?
(すみません、最近タムチェック怠ってます^^;)
※石井一孝さんの代役です。


☆座席1階A列37番

本日は、今までで最良の席でした~(>_<)
そして、さとしエンジニア&め組が絡む私の中の「楽」。思い入れも深いのだ。(しかも、井上さんまで出ることになるとは・・・)


さとしエンジニア。
もう、ずっとその表情、仕草、歌声・・・釘付けでした。
コネタはぐっと押さえ、ギラギラ感や悲哀が感じられました。
調子のよさや情けなさ、明るさがふとした瞬間に見せる「真実」の表情や「アメドリ」にいい風に出てたと思います。
「ドリームランド」。
サックスが鳴って、ダンスタイム(?)になると。後ろ上手で、さとしエンジニアは誰かの帽子をとって被ったり、また誰かとチークダンスを踊ってました(笑)しかも、押し倒しそうになってました(笑)楽しそうに踊ってる~。
調子よく、周りを盛り上げてヒョイヒョイと世渡りするエンジニア。ホント、「だ~まされるな~♪」です。
「クークープリンセス」~「生き延びたけりゃ」。
ここで、私は個人的に「にんまり」したことが2つありました。
「見つけたの俺♪」の仕草、11月に入ってから変わってたんですが、私個人は以前の体を丸めて自分を指差す方が好きだったんです。そして、元に戻ってました!うれし~。
ラストの雄たけび(?)、「サンキュ!」と言っていたのも元に戻ってました。
願いは叶う~(謎)
そういうえば、「俺関係ないぜグッパイ!」の手の振り、以前は「あっち行け、しっしっ!」みたいな振りだったのに、11月に入ってからでしょうか、「ばいば~い!」(しかも逃げたそうな情けない表情つき。)になってました。
私はこっちも好きです(^。^)
「バンコクのシーン」。
さとしエンジニアの「ども~皆さん、楽しんでますか~?」(客席から拍手。)「いい子、紹介しますよ~!」は定番になったようですね。
あ、今日もオーナーは阿部さんでした。連日、お疲れ様ですm(__)m迫力があって、さとしエンジニアのコネタにも動じないオーナー(笑)
それにしても、小原さん、腰は大丈夫ですか??早くかむばーっく!(;_;)
ここのさとしエンジニアのシーン、情けなくて好きです(笑)「混血野郎!」とオーナーに言われ、言い返せず「くーっ!!」と泣きながら右往左往して客引きをしている。
ジョンに会って、一気に舞い上がっている。酔っ払いの客たち相手に自慢して、盛り上がっている。
その姿があるから、その後が引き立つ、というか・・・。
「アメリカンドリーム」。
やはり、自然に「同じ箇所」でじわっときてしまいました。「俺はお袋の・・・客引きでした・・・」
さっきまでのさとしエンジニアの表情とは思えないほどで。
そして、アメドリが終わって、慌ててお札をしまって「いつもの」さとしエンジニアの顔に戻る、その姿にまた泣けてしまう私なのでした。
欲を言うと、もっと怖いくらいの「陰」な部分が出ててもよかったかな。
どれだけ悲惨な状態で必死に生き延びてきたか、それがガツンと伝わるかどうかで、それまでの明るさも、煌びやかな「アメドリ」も一層生きてくる気がします。


笹本キム。
かなり久しぶりだったのですが、よかったです!
以前は語尾の雑さを感じた時もありましたし、全体的に荒さも感じました。
今日は演技がかなり熱く、他のキムには観られない仕草も見え、声もよく出てました。
(裏声がちょっと弱く不安定かな)
一番印象的だったのは、「トゥイのこと嫌いじゃない。ただ不安の中で、心から私が愛したのはクリスだけ。お願いだから分かって」
という感じが見えたこと。
必死に生きてる様が伝わってきました。
トゥイを撃った瞬間慌てて走ってきて、倒れるトゥイをもう少しで抱きとめそうになった(トゥイに触れたものの、その手を掠めてトゥイが倒れた)キム。
このシーンは印象深かったです。
ただ、ひとつ気になったのは2幕キムの部屋で、ジョンが去ってからその部屋にエンジニアが飛び込んできて「なぜ、逃がした!」と言うシーンで。
「ここにいてよ 心配しないで」とキムが歌う部分。「心配、し・な・い・で♪」という歌い方をしてたこと。
嬉しい気持ちは分かるけど、ちょっと軽すぎる感があって、すごく引っかかってました。
エレンとのホテルでのシーンでは、事実を知った瞬間その場に座り込んで泣いてました。一夜で希望が絶望に変わった瞬間のその笹本キムの姿にはじんわり泣けてきました。


戸井トゥイ。
11月に入ってから連続で観ているのですが、迫力がある時と押さえ気味の時とあるなあ、と。
一見、キムへの愛情よりも親の約束、国への愛情が強く観えるんですが、本当はどうなんだろう?
大人だけど不器用なトゥイにも思えて。キムへの愛をうまく表現出来ずに(立場もあるし)こうしか出来なかったのかな、と思えてきて。
笹本キムとのやりとりで特に、なんだかじわじわそう感じてきてしまった私です。
11月だけだなんて、もったいな~い。
あ、ひとつツボ。銃を向けるキムに、左胸のバッチがついてる辺りを拳をつくった右手でトントン、と叩きますよね?
「おーらおら、撃てるもんならここに撃ってみろ!」みたいな。
しかも、その後キムに近づいて来た時、キムの銃口に自分の左胸に押し付けて振り払ってます。
その仕草、かなり好きです。最後まで「自分」を崩さずにいたその姿、かっこよくもあり、可哀想でもあり。
ちなみに今日の笹本キムとのやりとりは、お互い必死で迫力ありました。


井上クリス。代役お疲れ様でした。
まだ喉の調子がきついようでしたが、更にまた熱いクリスでした。ここまで熱いクリスは観たことないっていう位。
ドリームランドでは片膝を抱えてうな垂れる姿や、激しくベンチを蹴る姿が印象的でした。
(あ、関係ありませんが、今日はクリスとジョンの間にちょっとの間ですがさとしエンジニアが割って入っていた(?)のが妙に印象に残りました^^;←「女おごるぜ♪」のところ。)
さとしさん、いつも以上に井上さんに触れてませんか?(笑)
「神よ何故?」では更に熱く。私は「何があったの?井上クリス!」と思ったほどです。
歌いながらの仕草も増え、うな垂れていたり、キムに触れんばかりに撫でそうな仕草をしたり。
とにかく、体中で伝えようとしてる感じがしました。
歌が台詞調になってるのが多くなってたのも印象的でした。
「何も信じない限り~♪」で井上さんの胸がかなり上下していたのも妙に気になりかなりとばしてるんじゃないかと勝手に気になりました。
「愛を売りに~」「ダメだ!」ではキムを抱きしめてました。

ジョンへの電話のシーンでは、暗闇の中電話に走るシーンで「やったあああ」とか叫んでる声がはっきり。
「ジョン聞いてくれ~」のやり取りでもジョンの言葉に「なんで?」とか「はっ?」とか返す言葉がはっきり聞こえました。
ピョンピョン飛び跳ねて喜ぶ姿や訴える姿は、暗闇から見つけた一筋の光に我を忘れて舞い上がってるクリスが見えて私は好きです。

あと、「取引やり直しだ~」の場面で、井上クリスは、調子にのるさとしエンジニアを「くっ」と皮肉ったような笑いで見てたように観えました。
そして、急に「バカめ!」と銃を突きつける厳しい表情との差が妙に心に残りました。
こんな若造にこんな態度を取られ、床に叩きつけられたお金を拾うエンジニア。
その情けない姿と、でも心の中にある思いがふと出るさとしエンジニア。
いい相乗効果を生んでるように思いました。

「トゥイの侵入」では井上クリスが靴を履くのに戸惑ってしまい、かなりぎりぎりで「俺のもの!」と出てきました。
が、ぎりぎり間に合ったのではなく(笑)不完全だったようで。
片方の靴の紐が締められずに開いてて、足の甲を支える部分がべろーんと出たまま^^;いかにも脱げそうな状態のまま続けていました。
ヒヤヒヤしました~。ベットに飛び乗ったとき脱げたらどうしよう、とかちょっと思ってしまいました。

後半の「告白」のシーンで、「失敗した!」でいつもは既にジョンに向かって言っているのに、正面を向いて絶叫(?)してました。
そしてその後に「何もかもだ!」でジョンを向いてました。
そしてラストの「キーム!」の叫びの後の呆然としたままタムとエレンを見る井上クリスの表情がなんだかかなり焼きついてます。


そして、カーテンコール。
饗庭さんの花束、ゲットできました♪(←かなり興奮して浮かれてます。)
何時の間にか、自然に饗庭さんの姿が場面場面ですっと目につくようになりました。
・・・「バンコク」のラストのシーンの、酔っ払い具合がすごく自然でかわいいなあ、といつも思う私です^^;(すみません!)
あ、今日は何も買わずにムーランルージュご来店~♪でした。