1年3ヶ月母子通園のフォロー教室(児童発達支援と同じ)通い
3年発達支援センター(療育園と同じ)単独通園に通い
9年小・中学校の情緒支援学級に通い
3年全日制公立高校に通い
3年制の専門学校を卒業し一般就職をした息子。
「今ご飯中」と言って電話してくる息子。
麺を啜る音がするのでラーメンかと思っていたがパスタだった…
息子は1度ハマると同じものばかり食べるところがある。
1年間弁当の中身がオムライスだったことに気が付かなかったぐらいだから
夕食パスタは続くんだろうな。
そして晩酌に予約注文しないと買えない限定日本酒を呑むのだそうだ。
酒蔵で買ったガラスのお猪口に注いでチビチビ呑んでいる姿が想像できる。
高かったからお猪口1杯だけ呑むと言っていた。
息子のオヤジ化が進んでいく…
支援学級に小・中学校合わせて9年在籍していると
色々なことが起こる。想定内のことも想定外のことも…
様々な理由で在籍している児童・生徒が集まるので
毎日インクルーシブを体験しているのではないかと思ってしまう。
インクルーシブとは
障がいの有無や性別、性的嗜好、人種などの違いを認めて
お互いを尊重しながら生きていくこと。
息子の通った支援学級では、支援学級合同の活動もあった。
知的・情緒・肢体不自由…などの支援学級に在籍している児童・生徒が
生活単元や自立の時間に一緒に活動(授業)する。
たまたま合同授業が参観日に行われたことがあった。
苦手なことを得意な子がサポートするんだよね。
お互いが注意しあったり教えあったり。
先生のサポートは必須だけど、案外上手くいく。
驚いたのは息子の行動。
息子はずっと障害のある子達の中で過ごしてきたので
教え方も手伝い方も上手い。
これには私も先生も驚いた。周りの保護者も驚いた。
こんな1面もあるんだと感心した。
きっと母子通園や発達支援センターで先生方の行動を見たり
色々教えてもらってきた結果なんだろうな…と思う。
いきなり教えてもらって行動できるものではないから。
この参観日の合同授業を見て
インクルーシブ教育ってなんだろうな…と思った。
支援学級がインクルーシブな感じがしてならない。
色々な特性のある子、様々な理由で支援学級にいる児童・生徒。
学年も違えば今までの生活環境も皆違う。
違うからこそ個別の配慮・支援・指導が必要で教員・介助員も複数いるし
児童・生徒お互いの付き合い方を学んで困っていたら助け合えるようになる。
そしてお互いを認め合えるようになる。
これが本来のインクルーシブ教育なのでは?
とか思ってしまった。