第2の人生が始まった日 〜2回目の検査〜 【確定診断】 | family warmth〜家族の支え〜

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HIV陽性者となってからの第2の人生、日々の生活、病気との闘い、葛藤、支えてくれる家族、《”僕”という者の記録》

 今日は前回のお話の続きで、2回目の検査の時のお話をしたいと思います。

 

 

2023年11月8日

 

《13時〜15時 診察に入ってから出るまで》

 【要確認】の文字を見た以降、頭が真っ白になり、体が震え、自分の身体を支える事が出来ず、ベッドに倒れ込んでからずっと泣いて居ました。

その間看護師の方がずっと側に居てくれて、ずっと背中を摩ってもらって居ました。

それでも【確認検査】の為に再度採血をしないといけなかったですけど、当の本人である僕はもう体の力が抜け切っていて、ショックと動揺で自分の意思で動く事が出来ず、結局そのままベッドの上で泣きながら、されるがままに採血されてました^^;

採血された以降も全然起き上がる事が出来ず、看護師さんが「自分で運転して帰るのは危ないんじゃない?」って心配してもらって「家の人に迎えに来てもらえるように電話するよ?」って言ってもらったんですが、そこでようやく我に返って

 「迎えに来てもらいたいけど...家から病院までちょっと遠いからな。親に迷惑かけてしまう...」って考えがよぎって

 「大丈夫です」って言って、ようやく動ける様になりました^^;

 

 

《15時〜 大丈夫じゃなかった...》

 ようやく動ける様になって、何とか一人で歩いて病院を出て車に乗り込んだものの、動揺と意識が遠のく感覚がずっと続いていて「これは駄目だ」と思って、結局、自分で家に電話をしてここまであった事全てを話して、両親に来てもらいました^^;

 近くにコンビニがあったのでとりあえずコンビニの駐車場に車を停めて、両親が迎えに来るまでその間病院に電話して、ずっと付き添ってもらっていた看護師の方に電話をしました。

そしたら看護師さんに「もしお父さんお母さんに詳しく説明するのが不安なら、私の方からお父さんお母さんに詳しくお話しすることもできるので、もし可能ならお父さんお母さんと一緒にまた病院の方に来てもらえますか?」って言ってもらい

「行きます」と言って電話を切りました。

 

《15時40分〜 2回目の検査結果》

 両親が迎えに来てくれて、「看護師さんに呼ばれているから、今から一緒に病院に行ってほしい」と伝え、そのまま両親と僕の3人で再度病院へ行きました。

 因みにHIVのことは最初、お母さんにだけ話していました。お父さんには話しづらくて^^;

でも僕のお母さんも僕と同じ性格で、家族の間で隠し事をしたくない、という性格なので、お父さんにはお母さんから話しておいてもらっていました笑

正直助かりました。元々、その日の夜にお父さんに話すつもりだったので。でも何て言ったらいいのか分からず^^;

 

 病院に着いて、看護師さんに来てもらいました。

そしたら一旦、個室に僕だけ呼ばれ、説明がありました。

 

 ※説明の内容が専門的過ぎて、全ては理解できなかったので脚色を加えてあります。

 2回目の採血をした後、感染症専門の先生から、外部の検査機関に出すと結果が出るまでに1週間以上かかるから、それよりも院内にある検査機械を使えば当日中に結果が出る。と言う指示があったらしく、もう既に院内で検査を開始していると言うものでした。検査精度も外部機関で検査している精度と同じもの。と言うことでした。

それと同時に、これが最終的な【確定診断】と言う意味でもある。と言うことも言われました...

 専門的過ぎて全ては理解できなかったけど、一通り説明を受け「後30分程で結果が出る」と言われ、ここで両親が個室に通され、看護師さんの方から再度、両親にも同じ説明をしてもらいました。

 

《【確定診断】》

 往生際も諦めも悪く、最後の最後まで「何かの間違いだ」「やっぱりこれは偽陽性だよな」って自分に言い聞かせていました。

今思えば、自分って本当に往生際悪いし、納得できないと諦め悪いな。って思うけど、でもその時はとにかく自分を落ち着かせるのに必死でそれ以上のことは考えられなかったです^^;

 遂に結果が出て診察室に連れて行かれ、中に入りました。中に入ると先生が居て、改めて名前と生年月日を聞かれ。確定診断の結果を伝えられました。

 

2023年11月8日 16時30分頃 HIV陽性患者

となりました。

 

まだあの時のことを思い出すと、恐怖と不安と辛さが蘇ってきて...苦しいです。

 

 今日のお話は、ここまでにさせていただきますね。

確定診断を伝えられた以降、またショックで倒れてしまって^^;

結局それ以降は、先生と両親の話になって、何も覚えていません。すいません。

 因みに、その時もずっと同じ看護師さんが側に居てくれました^^;

 

 次のお話では、数値を測るために再度採血をし、帰宅後のお話をできたらなと思います。

今日も、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。