何のために定期テストがあるのか?
与えられた決まった勉強範囲が、ちゃんとマスターできているか試すため?
国数英理社それぞれの授業をちゃんと聞いていたか確認するため?
違う!違う!絶対に違う!そんな理由いらん!と思ってる今日この頃。
こんばんは。
高校1年生の気持ちを代弁する家庭教師水田富美子です。
そもそもテスト範囲が決まっているということと、その範囲の内容を全部マスターしておく必要があるということは、同じことのようで、全然違うことだと思います。
まずは、本人が選ぶこと。これが大切。
本人が、よし!テスト範囲全部理解しよう!と決めたのなら、ひたすら頑張ればいい。
その選択の結果が、全部理解するということでなかったのなら、やらなくていい。
自分が選択した道を貫けばいい。
そもそも与えられたテスト範囲を全部マスターしなければならないという前提は必要ありません。
あくまで私の主観であり、好きな考え方なだけですが。
定期テストという非日常の試練が来たときに、まず最初にしっかりと「現状認識」できたらいいなぁと思います。
日ごろの自分の授業の受け方や今現在の理解度で、テストを受けたら、どんな結果になるだろうかということを自分で予測してみる。
ここで大切なことは、誰でもそうだと思いますが分からないところがある、それを悪いことだと決めつけないことです。
現状認識の次に大切なことが、「選択」です。
分からないところがいくつかあるとして、そこに対して、自分がどう取り組むかを選択するのです。
分からないところを分かるようにして当たり前、ではなくです。
今回のテストでは、どこまで分かるようにするかを、責任をもって「決める」と言ってもいい。
何点取ることを目標にするかを決めると言ってもいいかもしれません。
欠点だけは避ける、でも全然アリです。
決めて、初めて判断できるのです。
今、分からないところを分からないまま放置しておくことが目標を達成しようとするときに役に立つか立たないかが。
その判断や選択そのものが難しいことは百も承知です。
だからこそ練習するために定期テストがあると思っています。
失敗して、散々な点数を取ったっていいじゃないですか?
次のテストで違った選択をすることに活かせばいい。
ラクな選択に逃げてもいい。
逃げた結果を引き受けるのも本人だから。
それも必要な経験だったということだと思います。
この、「今の自分を知る→どうなりたいか選択する→やると決める→やる→結果を引き受ける」のサイクルこそ、学生時代に繰り返し練習する価値のあることだと思いませんか?
5教科の定期テストがあるおかげで、練習ができるのです。
英語でも数学でも、中身は何でもいいんです。
結果、何点でもいいんです。
私には、このサイクルを、自分で責任をもって回せたか?のほうが大切に思えるのです。