こんにちは、NPO法人ファミーユのミルク猫部です。
2024年もやってまいりました、乳飲み仔シーズン
4月下旬から我が家でお預かりしているのは「メキシコ兄妹」。
生後12日で愛護センターからやって来ました。
タコス君は下痢気味ということで、
「まあ、子猫にはよくあるよね」
くらいに思っていたら、まさかあんな衝撃的なことが起こるとは。。。
初日からタコス君はミルクをよく飲み、体重も順調に増えていました
しかし数日後、急にミルクを飲まなくなり元気消失
そういえば、気になることが。。。
ミルクを飲んでいる時、急に鼻からミルクを吹き出すことが3回ありました。
勢いよく飲むと鼻から吹き出す子もいますが、タコス君は静かに飲むタイプ。
なぜ吹くんだろう??
鼻から吹き出す=誤嚥(ミルクが誤って気管に入る)
赤ちゃん猫は誤嚥性肺炎を起こすリスクがとても高く、赤ちゃん猫の死因上位でもあります。
センターにいた時もミルクを飲まなくなり、点滴をしたそうなので、もしかして肺炎を起こしかけているのでは。。。
しかし、肺炎の特徴である「ゼロゼロという変な呼吸音」はありません。
病院で診てもらうと、ひとまず肺炎の心配はなさそうでした。
よかったー
「下痢で食欲不振になっている」という診断で、点滴をして整腸剤をいただきました。
翌日にはミルクが飲めるまでに回復
\元気になったにゃー!/
ふう、これで一安心
…と思っていましたが、数日たっても下痢が治りません。
整腸剤のおかげで少し改善したものの、ずっとゆるい状態が続いていました。
元気はあるし体重も増えていたので、気長に治療していこうと思っていたある日。。。
タコス君のお尻から、チョロンと何かが出ているのを発見
それを引っ張ると、
なんと5cmほどの回虫でした!
いわゆるお腹にすみつく寄生虫です。
回虫自体は保護子猫によくいる寄生虫なのですが、驚いたのは出てきた時期
「卵→成虫まで3週間かかるから、赤ちゃん猫のうちに駆虫薬(←成虫しか駆除できない)を飲ませても意味がない」
と言われており、実際に子猫から回虫を発見し始めるは生後5-6週頃。
でもタコス君はまだ生後2週。
なぜあんな立派な成虫が出てきた??
よくわかりませんが、とりあえず長引く下痢の原因が判明してよかったです。
病院で駆虫薬をもらい、兄妹猫のポンチョちゃんにも投薬しました。
これで下痢が治りますように
子猫は各種検査やワクチン等の初期医療を終えてから、6月頃に里親様の募集を開始します。
成長の様子はミルボラさんたちのインスタグラムから、どうぞ見守ってください
▲ウユニ&アンデス @kmm_kitty
▲ラピス&モアイ @n.cocoon_
▲メキシコ兄妹 @milk_cat_volunteer
\キャリア猫さんも里親募集中/
▲ナイキ&タオ @miro_hachiware2019
●当団体は行政からの保護をしています。個人会員様、一般個人様からの保護依頼は受け付けておりません。ご了承ください。
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