保護猫活動をする上で、避けて通れないのが猫白血病と猫エイズの問題。
●猫同士でのみ感染する病気
●免疫力が低下する病気
ざっくりとこんな共通点が挙げられます。
感染頭数の割合が低く、あまり身近な病気ではない為、混同されやすいこの2つの病気。
詳細を一覧表で比較してみました。
まとめると、
猫白血病の方が感染しやすく、生存率が低い
ということがわかります
そして
猫エイズは流血の喧嘩さえしなければ、よっぽど他の猫さんに感染しない
発症(=具合が悪くなる)までに数年かかり、そもそも発症しないケースもある
という現状を知っていただきたいです
似て非なる2つの病気。
もちろん健康な猫さんでも、何かしらの病気にかかる確率はゼロではありません。
病気による死因で多いものは、
第1位 ガン
第2位 心臓病
第3位 腎不全
どれも定期的な通院、高額な治療費が必要となる病気です。
そして何より、猫さん自身の負担が大きい
穏やかな老衰が理想的ですが、生き物である以上、やってくる運命をコントロールすることはできません。
いずれ迎える最期がガンなのか、心臓病なのか、腎不全なのか、猫エイズ発症なのか。
どのケースも辛く、悲しい思いをすることに変わりはありません。
猫エイズを発症していない無症状キャリア猫(=ウィルスは持っているが元気な子)は、
「病気の子」ではなく、「そういう体質の子」
なので、あくまでも個性の一つとして捉えていただければ幸いです
エイズという響きがどうしても重いイメージになりがちですが、現状を知っていただき、差別や偏見が少しでも減ることを願っています