時代小説のランキングで第一位だったので
買ってみました。
小説なので「フィクション」です。
で、そうなると必ず善と悪が登場しますわね。
「こんな荒んだ世の中だから清々しい物語を読みたい」
と、思っても
登場人物が全員善人
っていうお話はおもしろくないのです
かといって
全員悪人
の物語は心が荒む、重くなる、苦しい…。
この物語は、どちらかというと善人が多い、かな。
だから重くならない、というのが
今の「おうち時間」にちょうどよい
あえて悪というなら、火事
これは当時にしてみれば、人間にはどうしようもないこと
いわば天災。
そんな悪に対抗するのが、この物語の肝
「神信心」
神を信じる心、とも読めるけれど
一文字づつ「しん」と読めて、一文字づつ意味があります。
ネタバレはナシです。
読み終えて清々しい一冊でした
ドラマにもなってたそうです