経過② 腺癌、そして病期確定 | 腺癌 広汎子宮頸部摘出術 そして母になる。

腺癌 広汎子宮頸部摘出術 そして母になる。

2014年9月末の市の無料検診で要精密検査。
10月末、コルボ&組織診。
11月末、高度異形成判明。
12月18日円錐切除術施行。
12月24日(2度目の結婚記念日)、1a2期の診断。
2015年3月17日、広汎子宮頸部摘出術施行。
10〜12月子宮頸管狭窄に。
2016年妊活OKのお達し出た。

円錐切除が必要と言われた4日後の2014年11月末、総合病院を受診。

そこで初めて、「腺癌の疑いがあります」と説明されました。

子宮頸癌について調べていた中、扁平上皮癌と違い、予後が悪いと書かれていた「腺癌」に自分がかかってるかもしれないことに、また気を落としました。

とりあえず円錐切除の日が決まり、12月17日に入院し、18日手術、19日退院と3日間の入院をしました。

同室の人は抗がん剤治療なのか、頭にターバンを巻いていた高齢のおばちゃんと、歩行器でほぼ寝たきりの40代の人。今思えば、40代の人は子宮全摘してたのか、排泄障害があるようでした。

自分はそこまでひどくないと思いながら、円錐切除で治療は終わるものと思っていました。

クリスマスの日が、退院後初受診でした。前日イブの日に病理結果が出てました。「腺癌、1a2期」、「子宮全摘が必要。卵巣は残せるかもしれない」と。

涙がこぼれだしたその時、「腫瘍マーカー、PET、CT、MRIで転移がないか見てみましょう」と先生が言ったので、転移がなければ大丈夫なんだと思ってしまいました。

検査結果には、ガンらしきものは全く写ってませんでした。先生は、産科外来担当日なのに、合間を縫って私の診察を婦人科の部屋まで来てしてくれました。

しかし、「子宮全摘が必要で、他の先生と相談した結果卵巣も含めた広汎子宮全摘となります」という結果でした。

続けて先生が、「この病院ではできませんが、広汎子宮頸部摘出術という手術があります。ただこの手術は、扁平上皮癌を対象にしてる病院がほとんどなので、腺癌を受けてくれるかどうかは分かりません。」

トラケレクトミーのことも、腺癌は対象外だということも全部調べて分かっていました。隣県の大学病院に先生は問い合わせてくれたのですが、「腺癌はできない」という回答だったそうです。

先生は、「いくらでも紹介状は書くので、病院を探して下さい。もし、全摘するのであれば、円錐切除後1ヶ月半たった頃の春になるまでにしてください」

地元の大学病院も最近トラケレクトミーを始めたことは知ってましたが、腺癌はおそらく受けてくれないだろうと考え、県外の手術をしてくれる病院を探すことにしました。

資格試験を一週間後に控えた中、一人での病院探しが始まりました。