問い合わせがちらほらある中で、肝心の経過を書けてなかったので、簡単に書きたいなと思います。
癌が見つかったきっかけは、2014年9月末に受けた市の健診でした。
近くのクリニックで、妊婦さんや乳幼児が待合室に沢山居る中で、いつものように健診を受け、ついでに不妊検査として通水検査もしてもらいました。
いつものように1ヶ月後「異常なし」と葉書が来るものと思い、なんの不安もなく、排卵誘発剤?の注射を2日おきにしてもらっていました。
ガン健診をした翌日、祖母が危篤状態となり、健診したことより祖母のことで頭がいっぱいでした。
そして約2週間後祖母が亡くなり、葬儀の合間を縫ってクリニックに注射を受けに行っていました。
タイミングを1度だけとったのですが、妊娠には至らず、生理が終わった頃「要精密検査」の葉書が届きました。
クリニックの先生は、「細胞診とコルボ診をするね。経過観察で大丈夫だと思うよ。また生理が来たら来てね。」と、検査結果は1ヶ月後でした。
生理が来て、祖母の49日の法要がありました。私の1年後に結婚した従妹が、1度の流産の後念願の妊娠が発覚し、食べづわりでつらいと言いながらも嬉しそうに話してたのを見て、羨ましかったのを覚えています。
それもあって、法要の翌日気が引けていた検査結果を聞きに、クリニックへ行きました。
インフルエンザの予防接種時期で、子供と妊婦でクリニックはいつも以上にごった返していました。
長い間待たされた後入った診察室には、前の患者さんの赤ちゃんの4D画像が写し出されてました。
隣の診察室でインフルエンザの注射を終えた先生が、私の診察室に入ってきました。
私はこれまでのように、基礎体温表と生理が来たことを先生に話しました。
私の話もそこそこに、先生の表情はいつになく険しく、「円錐切除術と言って、手術が必要です。レーザーは外来でできるけど、メスの場合は入院が必要です。どちらにしますか?」。
要精密検査の葉書が届いてから、手術についてネットで調べ続けていました。レーザーでは病理結果が分からないので、レーザーはやめました。
頭の中で冷静にそんなことを考えているつもりでしたが、診察室に響いてくる赤ちゃんの声の中、涙をこらえるのが精一杯でした。
クリニックでも手術が可能でしたが、悪い結果だった場合のことを考え、総合病院で手術をしてもらうことにしました。