小森谷ナーセリーのネリネ 獅子頭が今年も咲いた
これは昨年の写真である。
今年の物はまだ全体写真は取ってないけれど、綺麗に咲きだした。
リコリスやネリネの交配は、朝早く行わないといけない。
雄蕊の葯が開裂したすぐ後の花粉を採取する必要がある。
毎日朝、6時半頃、花を見て花粉を取り、交配をする。
と言うのも、日が上がりだし温度が上がりだすと、花粉泥棒がやって来て交配してしまうからである。
朝。8時半、
ネリネ、獅子頭にフタホシヒラタアブがやって来て、盛んに花粉を食べている。
雄蕊に乗っかって、花粉を熱心に食べている。
体の向きを変えるときに、
体に着いた花粉が、めしべの先端について交配してしまう。
昼頃、花の葯の花粉を見ると、ほとんどの葯は花粉が少なくなっている。
おそらく、ヒラタアブの仲間が訪れて、花粉を食べてしまうのであろう。
かわいい、花粉泥棒である。
雌蕊の先端に、少しの花粉が付着してるのが分かる。
やられてしまった!!!!
ネリネの育種家は早起きでないといけない。