北国の公園をヒガンバナでいっぱいにする。
そのためには、寒さに強いヒガンバナを探すか作る必要がある。
で考えたのが、
青森のヒガンバナの中で寒さに強いものを選び出してくる。
もう一つは、
寒さに強いヒガンバナを作る。
彼岸花は種子が出来ないが種子ができるヒガンバナ(ラジアータ、プミラ)を親にして、それに、
雑種強勢しそうな、リコリスを交配する。
もう一つは、
プミラなどのヒガンバナの種子を発芽させて、生長点にコルヒチン処理して倍数体させ、大型、強勢にする。
ラジアータ・プミラはヒガンバナと遺伝的には同じであるがヒガンバナは三倍体でプミラは二倍体
ネットで、リコリスの種子を販売している方がいるのでそこから貴重な種子を購入したり、
協力者から種子をプレゼントしていただいたものを実験に使うことにした。
これは、プミラの種子
これは、静岡の先輩育種家からのプレゼント種子
これを、エタノールで30秒 5%塩素カルキで 5分 消毒し
良く水洗いして、
皮を剝いて播種した、
といっても、、、土に蒔くのではなく、無菌状態にした寒天培地に播種する。
塩素で、、種子の周りの雑菌をすべて殺して、無菌状態で発芽させるのである。
寒天に植物が育つ栄養塩とビタミン等を入れたホワイト培地をつくって(ホワイトという研究者が開発した培地)
それに、蒔く。
試験管内で、早くて数か月、3か月程で発芽してくるものと予測する。
この方法が出来るようなら、他の種子も同じように播種してみるつもりでいる。
彼岸花の仲間(リコリス)は育つのに時間がかかるので(開花まで6年以上)
無菌播種では4年くらいに短縮できる予定である。
実際、
ユリなどでは、8年ほどかかるものが4年から5年で開花させることができる
これは、ヤマユリの無菌播種です。