Rising / Mark-Almond | ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

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ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。


絨毯の値段なんて知らないですにゃ~。


Rising
Mark-Almond

1.Monday Bluesong
2.Song For A Sad Musician
3.Organ Grinder
4.I’ll Be Leaving Soon
5.What Am I Living For
6.Riding Free
7.The Little Prince
8.The Phonix

Produced by Bruce Botnick
All Songs Written by J.Mark

[1972]



Mark-Almond、Mark – Almond、Mark-Almond Band、Mark Almond、Mark=Almond、マーク=アーモンド、、、様々な表記のされ方をするのは、メーカーが売る為の戦略として表記を統一するとか人気が有って一般的な表記が自然と統一される等の行為とは、全く関係の無い世界に彼らが存在していた事を示す一つの例ではないかと思います。

そんなマーク=アーモンドの通算3枚目、移籍第一弾です。1stがMark-Almond、2ndがMark-Almod Ⅱだった彼らも、やっとバンド名とは違うオリジナルのアルバム・タイトルが付きました。邦題は『復活』と付けて頂きましたが、どうせなら『不死鳥』とか付けてくれれば良かったのに(笑)。まぁ、こんなところにも彼ららしさを感じるのは考え過ぎかもしれませんね。因みに4枚目のアルバムのタイトルは「73」です(苦笑)。

個人的には、『復活』と言うよりも『Rock Band、Mark-Almondの誕生』の方がイメージ的には近いような気がします。ブルース・ボトニックによって「こんなんするとロックになるんだよ~」と教えられた彼らは、やっと「あぁ、こんなん風にやるとロックになるのかぁ~」と気がつきます。で、やってしまいました、ロックのマーク=アーモンド誕生。フォークとジャズとブルースをぐちぁぐちぁと混ぜ合わせていたものをちゃんと整頓してロックと言う土台の上に乗せてしまったのです。

これはこれで何か気持ちが良いってんで、前回やっと見つけたささやかに光る方向性は横に置いておく事にしました。『ロックじぁないと売れない』とか脅かされたのかもしれません。クビになったばかりですし『売れない』って、とても刺激的な言葉を使われたら頑張っちゃいますよね。
そうそう、マーク=アーモンドとマーク・アーモンドは全くの別物です。でも間違っても逆に楽しいかもしれません(笑)。
今回の私は、随分調子が良いのか(笑)、文章に真剣さが感じられませんね。

出来上がったアルバムは、彼らの唯一のカラーだった、あやふやで不安定な部分が薄れ、純粋に音としてのマーク=アーモンドが強調されて、聞き易く耳あたりの良いものになりました。全8曲で7分、8分と言う曲も1曲ずつ有りますが、組曲形式も無く短いものは2分台の物が2曲有ります。

今までならだらだらと続いていたインプロゼーションや無意味な間奏を聞かせる事も無く、贅肉をそぎ落とした曲は、どれもこれもロック的な心地良い緊張感を持っています。曲の構成も音の選び方も明らかにロックのそれになっています。一枚聴き終わるのにそう時間はかかりません。気が付くともう5曲目になっています。

ダニー・リッチモンドはミンガスのバンドにいた時から少し他のジャズのドラマーと毛色が違っていました。この変化も彼にとってはそれほど問題ではなかったのでしょう。しかし他のメンバー、特にジョン・マークにとってはどうだったのでしょう?

自分の求めていた方向とは違う部分で完成していく事に何も感じなかったのでしょうか?自分の求めようとしている物と周囲が期待するものの違い、自分の中の未熟さと裏腹にキッチリとした形で完成度の増したアルバム。しかし兎にも角にもこの一枚のアルバムでロックのマーク=アーモンドは完成してしまいました。そして前作と大して変わらないチャートを(ビルボード103位)彼はどう受け止めたのでしょうか?

このアルバムの最後を飾るThe Phoenixの最後の一節を紹介してこのアルバムの紹介を締めたいと思います。彼の戸惑い・希望・憧れ・挫折・夢が垣間見えるように思えてしまいます。(違訳御免/笑)





[The Phoenix]

あなたが、それを望めば、
それは、あなたの世界です。
投げ捨てたりしないでください。

今あなたが正しいと思う事をしよう。
システムは古くないし
戦うための強さも十分有る。
君の為の民主主義は、君の為に有る
そして彼らは新しい日を作り出す
君の力を恐れている。

母さん、
たぶん私は泣いているんでしょうね。






マーク=アーモンド
復活