気が付くと最近「Rainbow」がキー・ワードになっているBlogを幾つか書いています。オマケでもう一つの「虹」を。
Eric Clapton (以降E.C)は、この日本でも絶大な人気を誇る演奏家です。勿論、私も彼には特別な感情移入をしてしまう典型的日本人の一人です。
1973年に発表されたEric Clapton’s Rainbow Concertと言うアルバムは、実を言うと嫌いなアルバムでした。E.Cのアルバムで嫌いだとハッキリ言える唯一のアルバムでした。
01. Badge
02. Roll It Over
03. Presence of the Lord
04. Pearly Queen
05. After Midnight
06. Little Wing
世間では曲数が少ない事や選曲が悪いという事が、評価を下げる原因だったようですが、私は何よりも演奏の中途半端さを気持ち悪く感じていました。「何かが違う」そんな気持ちが聴く毎に起き、イライラとする気持ちの持って行き様の無い困ったアルバムだったのです。
20年以上経った1995年に+8となって発売されたアルバムは、全く別物に形相を変えていました。ステージの全曲と言う訳では有りませんが、全体の流れが見渡せる整った形となって私たちファンに提供されたのです。
01. Layla [#]
02. Badge
03. Blues Power [#]
04. Roll It Over
05. Little Wing
06. Bottle of Red Wine [#]
07. After Midnight
08. Bell Bottom Blues [#]
09. Presence of the Lord
10. Tell the Truth [#]
11. Pearly Queen
12. Key to the Highway [#]
13. Let It Rain [#]
14. Crossroads [#]
曲数が増え有名な曲も入りましたが、何よりもステージの全体の流れが伝わってきます。個人的にはアナログ時代も決して選曲が悪いと思っていなかった私の中の形にならないイライラ感も解決しました。
決してE.Cのギター・テクニックが弾け、サポートに入った有名な連中とのバトルを楽しめると言うようなアルバムでは有りませんが、動かない体に鞭を打ち両手を支えられて無理矢理演奏させられた訳ではなく、彼なりに何とかしようと明日を考え出している演奏だという事が、やっと伝わってくる形になったと思います。
彼の演奏から何が伝わってくるのか判らなかったアナログは、多分直接彼を見てしまったプロデューサーの彼への不安感や不信感が直接形になってしまったのでしょう。
そして、それは神様が一人の男として歩もうとする意志を受け取りたくなかった数々のファンの感情とリンクしてしまった結果とも言えるような気が、今だからですが思えたりします。
- Eric Clapton
- Eric Clapton's Rainbow Concert [Expanded]
