Fanfarra (Cabua-Le-Le) 2.Magalenha 3.Indiado
4.What Is This? 5.Lua Soberana 6.Sambadouro
7.Senhoras Do Amazonas 8.Kalimba 9.Barabare
10.Esconjuros / Pipoca 11.Magano 12.Chorado
13.Fanfarra (Despedida)
1992年
1992年のグラミー・ワールド・ミュージック部門受賞作品です。
新しいブラジルの音楽を紹介されたような扱いを受けていますが、
全くそんな事は有りません(笑)。
アメリカ人も日本人同様ボサノヴァやサンバが
何百年も昔からの民俗音楽の様に受け取られているようです。
セルジオ・メンデスが今までオブラートを被せていた
ブラジルの古典的なリズムと
今まで彼が培ってきたアメリカ人でも理解出来る音楽を
白日の下にさらけ出し自分が『元ブラジル人』では無く、
今でも『ブラジル人』だと言う事を
正式発表したようなアルバムだと思います。
ブラジル・イコール・アマゾンであり
文化的に遅れた国の様な意識が私の回りでも有ります。
貧富の差が激しく広大な土地の為に様々な生活様式の人々が、
それぞれの価値観を持って生活する国の存在を理解できないのでしょうね。
整形医学に関しては世界でもトップクラスと聞いた事が有りますが、
そんな事を言っても中々理解してもらえないようです。
音楽に関しては極めてレベルが高いです。
日本の音楽の販売メインは幼児用(笑)ですが、
ブラジルでは大人の楽しめる音楽が確立されています。
米国人や日本人のピノキオの鼻的性格はいつ治るのでしょう(笑)。
セルジオ・メンデスが手持ちの札を全て使って作ったような
このアルバムが賞を貰った事は、
その受け取り方が間違っていたとしても喜ばしい事だと思います。
ちょうどポール・サイモンがアフリカとブラジルの音楽を
彼の意識を介してながらミックスさせた頃ですし
そう言う機運がアメリカで起こっていたと言う事でしょう。
セルジオ・メンデスはポール・サイモンとは違い、
ブラジルのリズムをアメリカの音楽の枠に凝縮し
両国の演奏家を使う事で高いレベルで完成させました。
アルバムの始まりを溢れるようなリズムの洪水で
強烈にブラジルを意識させながら
その後に次々と流れていく音楽は、
美しいメロディに乗せたコーラスの反復と
一流ミュージシャンの演奏を加える事で
ブラジルを意識させながら民俗的な匂いを消したりと
様々な方法で全ての人が楽しめる音楽に仕上げています。
とても聴き易く、それで居て深さも忘れずに
理解のし易い方法を使いながら
それ以上の興味をかきたたせる手法は、
ツボにはまると繰り返し繰り返し聴きたくなる
魔力の様な魅力を持っています。
アーティスト: Sergio Mendes
タイトル: Brasileiro

アーティスト: Paul Simon
タイトル: Rhythm of the Saints