可哀相だけど、君は被害者で有る前に加害者なんだ。 | ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

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ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。


The Fine Art Of Surfacing / The Boomtown Rats

1.Someone's Looking At You
2.Diamond Smiles
3.Wind Chill Factor (Minus Zero)
4.Having My Picture Taken
5.Sleep (Fingers Lullaby)
6.I Don't Like Mondays
7.Nothing Happened Today
8.Keep It Up
9.Nice N Neat
10.When The Night Comes
11.Episode #3
12.Real Different (B-side)
13.How Do You Do? (B-side)
14.Late Last Night (B-side)
15.Nothing Happened Today (Live In Cardiff)


彼らのもっとも知られているアルバムですが、
随分長い間廃盤になっていました。
1979年に3rdアルバムとして発表され
内容の過激さを越える音楽性の高さで高く評価されました。
しかしシングルの内容がリアル過ぎる為に米国では拒否され
アルバム自体の販売もいまいちと言う結果になってしまいました。

I Don't Like Mondaysは、邦題を「哀愁のマンディ」と付けられ
英語のわからない日本では放送禁止にも販売中止にもならず
内容とは裏腹にPopな名曲としてヒットしました。
テーマの舞台となるアメリカでは各州で放送禁止になったりしたようです。


1979年の1月29日、カルフォルニア州サンディエゴ。
クリーブランド小学校が銃撃され十数人の死傷者がでました。
犯人は16歳の女子高校生Brenda Spencerでした。
彼女の自宅は小学校の向かいに有りました。

父親からクリスマスプレゼントに貰った22口径ライフルで
小学校に向かう大人子供を無差別に撃ちつづけ、
半日以上立てこもった後に逮捕される結果となりました。
何故、あんな事をした?と言う質問に彼女はこう答えました。
“I Don’t Like Mondays”

彼女の行為を否定しながらも現代の学校教育に責任を押し付け
彼女を被害者として扱う事によって
人道的立場や精神的に圧迫される子供達の被害を説こうとする
団体やグループなども有りました。

しかし彼女は被害者で有る前に加害者なのです。
明らかな加害者である彼女に撃たれた人たちに対して
語られる事は、なぜかほとんど無いのです。


私の子供の頃にも暴力的な子がいました。
彼は「あれは恥ずかしい思い出だね」と言います。
しかし私は、彼の被害に有った人たちが
「死ぬまで許さない」と言っている事も知っています。

彼は精神的に不安定だったのかもしれません。
家庭に問題が有った事も知っています。
彼も被害者かもしれません。
しかしその前に彼は加害者なのです。


加害者の行った行為を研究し後の犯罪を食い止めようとする事も
加害者の犯罪を犯した時の精神状態を考慮し
更生に努力する事も社会責任かもしれませんが、
決して被害者が居る事を忘れてはならないはずですが、
現在は被害者やその周囲の人間を無視し放置の状態に有るのが現実です。

25年以上前の出来事が、
今現在起こっている事と何一つ変わってないのは、
今までしてきた事が間違ってきたと受け取られても
仕方が無いのではと思ってしまいます。

他所の国の出来事だと放置していた貯金が
低金利時代だというのに
ここ数年でタップリと利息を付けて返して貰っているようです。

悪い事をしたら悪い事をしているんだと
どうして教えてあげられないのでしょうね。
大抵の加害者は被害者意識から犯罪を起こすのに。


う~ん、今日の私は社会派だなぁ(笑)。


ここで聴く事が出来ます。
The Boomtown Rats
少し下へ行った所の[The Listening Booth]の中の
曲名をクリックすると流れてきます。


I Don’t Like Mondays [哀愁のマンディ]

彼女の頭の中のシリコンチップが
データオーバーと判断する
「今日は誰も学校に行かないの」
彼女はみんなを家に留まらせる事にする
父親にはそれが理解出来ない
娘は黄金のように優秀だといつも言っているから
彼には理由がわからない
だって理由なんてないから
どんな理由が必要だというの?

教えて
月曜日は嫌いよ
だから月曜日なんて
銃で撃ってなくせばいいの

テレックスもガチャガチャ鳴らないし
タイプは静まりかえってる
ママはとてもショックを受けて
パパの世界は石になってしまった
彼らの思いは
自らの愛娘に向けられる
16歳の敏感な少女が
それほどの焦燥感を持つなんて
彼には理由が分からない
だって理由なんてないから
どんな理由が必要だというの?

校庭では誰も遊んでいないから
彼女は自分のオモチャで遊ぶ
今日早く学校は休校になった
今日の授業は「どうしたら死ねるか」
拡声器にヒビが入り
校長は「いかにして、なぜ」と言う問題を
解決しようとする
彼らには理由がわからない
だって理由なんて無いから
死ぬのにどういう理由が必要だというの?

(訳 : Kuni Takeuchi)




アーティスト: The Boomtown Rats
タイトル: The Fine Art of Surfacing [Bonus Tracks]