ジャケが悪くても内容が良い事も有るから困る | ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

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ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。

Meia Noite / Maria Creuza

1.Dom De Iludir 2.Onde Anda Voce
3.Palavras Cruzadas 4.Outra Vez Bahia
5.Castigo 6.Fim De Noite
7.Otalia Da Bahia 8.Tortura De Amor
9.O Amor Em Paz~ 10.Tete
11.Distancia 12.Meia- Noite

1979年制作


ブラジル音楽好きですがボッサ・ノヴァは好きでは有りません。
ブラジル音楽好きだと言うとすぐに
「ボサ良いよねぇ」とか「私もボサ・ジャズ好き」と
相槌を打ってくれたりしますが結果的に
「うん、良いよね」って私が相槌を打っています(笑)。
どうもボサ・ノヴァ特有のリズムが前面に出てくるのは、
わざとらしく感じてしまって駄目のようです。

あのわざとらしさは欧米用の特別仕様の様に感じるのですが、
実際にはどうなんでしょうね。
私の友人たちは『老人用音楽』とか『過去の産物』と
簡単に切り捨ててしまいます。
過去の流行歌だったボサ・ノヴァを過去のままで聴く事に
恥ずかしさを感じているのかもしれません。
ボサ・ノヴァのリズムは、ブラジルにある沢山のリズムの中の
ほんのひとつに過ぎないのは確かな事なのです。


このアルバムはマリア・クレウーザの代表的なアルバムだと思います。
最近再発されたようで、Netの色々なところで見ることが出来ました。
しかし、これほど酷いジャケットも珍しいと思います。
Netでは「ジャケ買いした」と言う人も居ましたが、
私個人の意見としては、
『損をしていますよ、メーカーさん』(笑)。
ジャケットの魅力を何百倍と増やしても
この内容の素晴らしさに追い付く事は無いと思います。

タイトル通り「夜」をイメージとして作られたようなアルバムです。
本当に夜の静けさの様に心の中に染み込んできます。
極々普通のMPBの様な作りなのですが、
細かな所まで気を配ったその繊細な曲作りと歌声は
極めて高いレベルでアルバム全体を覆っています。
とても涼やかで優しく肌触りの良いシルクの様な音楽は、
その内側で激しく強く揺れ動く女性の心を包み込み
ワガママで気弱な部分をも取り込んでしまっています。

何千枚もBrasilのアルバムを聴いている訳では有りませんが、
私にとって5本の指に入る出来のアルバムです。
このアルバムを聴いていると、
何処かしら懐かしさと寂しさを感じてしまいます。
大勢で居るよりも一人で居るよりも
『二人』で居たくなるような音楽だと思います。


アーティスト: Maria Creuza
タイトル: Meia Noite