Apple Venus Volume1 / XTC
1.RIVER ON ORCHIDS 2.I'D LIKE THAT
3.EASTER THEATRE 4.KNIGHTS IN SHINING KARMA
5.FRIVOLOUS TONIGHT 6.GREENMAN
7.YOUR DICTIONARY 8.FRUIT NUT
9.A CAN'T OWN HER 10.HARVEST FESTIVAL
11.THE LAST BALOON
1998年
1998年にオリジナル・アルバムとしては
前作から7年と言う期間をあけて出された
彼らの11枚目のアルバムです。
2枚組みとして出したかったらしいのですが、
レコード会社の反対にあい
1と2を別々に発売する事になりました。
このアルバムはそのうちの1枚で、
アコーステック・バージョンと呼ばれています。
元々ビートルズのパクリと悪口を言う人が居るほど
英国のPopなRockを体現してきた彼らですが、
ビートルズを語る前にそれ以前の英国音楽に順じていると
考えた方がよりリアルに彼らの音楽を楽しめると思います。
2人になった為にこう言う音楽になったのではなく
こんな音楽へ進むがゆえに
2人になってしまったような感じがします。
このアルバムではXTCと言うバンドの名前ながら
バンド形態としての音楽は捨てています。
エレクトリック・ギターすら必要としていません。
下手をするとRockすら捨ててしまったような音楽です。
パンク出身の彼らですから、
とっくにジャンル分けとしてのRockなんて
必要としていないのかもしれません。
7年間と言う歳月は彼らにとって有意義だったようです。
オーケストラとボーカル、メロディとアレンジ
それらの複雑な絡みは、単純な形に置き換えられ
彼ら独特の捻くり回された感覚は、
聴き易さと言う形になって収められています。
大胆なその方法論の中には、
いままで同様に過去の音楽への愛情が確かなものになっています。
いままでの彼らのアルバムとは本質的には、
何も変わっていない証拠の現われだと思います。
アコーステック・ギターとクラッピングと
コーラスの組み合わせが美しい2曲目、
色々とやりながら嫌味なく作り上げる事が出来た
過去の彼らからビートを抜いてしまったような3曲目、
ジム・ウェッブの曲を歌うアート・ガーファンクルのような
何処かしらアメリカのフォークを感じさせる4曲目、
5曲目8曲目のようなアラン・プライス風の英国製感傷音楽、
と言うようにどの曲も楽曲としての美しさを失わずに
様々な雰囲気を彼らと言うフィルターでまとめあげた
完成度の高いアルバムだと思います。
アルバムタイトルに関して少し思った事が有ります。
これはまともに英語がわからない私の勝手な解釈なんですが、
AppleはMacを指しVenusはvirusを指しているのでは(笑)。
コンピューター依存の様な意味合いですね。
それからもうひとつ、アップル・レコード、
正しくビートルズを意味しているのではとも思います。
彼らはまともじゃないから何でも有りです(笑)。
アルバムの裏ジャケットに書いて有りました。
「好きな事をしてもいいけど、人を傷つけない事。
アップル・ヴィーナス Vol.2をお楽しみに。」
・・・でも、コッチの方が好きだ(笑)。
アーティスト: XTC
タイトル: Apple Venus, Pt. 1
アーティスト: XTC
タイトル: Apple Venus Vol.1