Stratosfear / Tangerine Dream
1.Stratosfear.
2.The Big Sleep In Search Of Hades.
3.3am At The Border Of The Marsh From Okefenokee.
4.Invisible Limits.
1976年
mothra-flightさんの期待を裏切り続けましょう(笑)。
ドイツのプログレバンドTangerine Dreamです。
このアルバムは販売当時随分聴いた覚えが有ります。
バンド名は『蜜柑の夢』と訳せば良いのでしょうか?
個人的には『タンジェリン色の夢』と読みたいです。
全曲インストです。ボーカルは有りません。
このアルバムは彼らの4枚目だったと思いますが、
このアルバム以前はボーカルどころか
ベースもギターも居ませんでした。
これ以降も随分後までボーカルは参加しなかったと思います。
曲名を訳そうと思ったのですが1曲目からつまづきました(笑)。
専門用語でしょうか?それとも造語かな?
こんな単語見た事も聞いた事も有りませんしWebで調べてみました。
どうやらドイツ語と英語の造語のようです。
ドイツ語で『成層圏』を意味する『Stratosphare』に
英語の『fear(恐怖)』を併せて『Stratosfear』としたようです。
アルバム・タイトルにもなっています。
10分少々と言うロックでは長い部類に入る曲です。
プログレは比較的長い曲が多く、
私の知っている範疇では、
彼らのアルバムでは有りませんが
レコード2枚組みで1曲と言うものが有りました。
2曲目は『ハーデスを求める為の熟睡』と言うのはどうでしょうか?
若しくは『神に導かれし死』とも受取ることが出来ると思います。
ハーデスって確かギリシャ神話に出てくる死を司る神様ですよね。
アルバム中最も短い4分少々の曲です。
曲調も他の3曲と違った感じがします。
テーマや曲の起承転結がわかり易く、
短いだけでなく聴きやすい曲に仕上がっていると思います。
3曲目は『午前三時、オーキフェノーキーの沼地の片隅で』
じゃマズイでしょうか?あくまでも雰囲気で(笑)。
アルバムが全体的に心象風景のような感じになっているに対して
この曲は『目で見える風景』をイメージ出来るのです。
これもNetで得た情報なのですが食虫植物の固有種などで知られる
Okefenokeeと言う湿地帯がフロリダに有るそうです。
彼らのそこでの実体験をイメージして曲を作ったのかもしれません。
この曲も9分弱有ります。
4曲目は『目に見えない範囲』で宜しいのでは?
3曲目への彼らのアンサー・ソングと言う捉え方です。
イメージが先行する標題音楽的な世界なので、
自己完結を求めたと言う風に受け取っています。
11分も有る曲です。
彼らの音楽は
聴くものの感情の襞にわさわさと触れてくるようで、
何かしら想像力を掻き立てられます。
ただそこから呼び出される世界は、
決して未来の様には感じられないのです。
個人の持つ経験を混同させた過去の疑似体験を想像させるのが、
先進的だった彼らの音楽だと言う図式が何処かしら面白く感じます。
Tangerine Dreamは現在も現役で
時代の流れを無視したような
時代の流れに乗ったような
わけのわからない独特のスタンスで
評価が上がったり消えたりと(笑)
不思議なスタンスを貫いています。
↓HPには音も映像も用意されています。
やっぱり、だいぶ変わったかな。
http://www.tangerinedream.org/
Multimediaと言うところで、
使い古された技法のvideoが幾つか見られます(笑)。
これがまた心地良いんだなぁ~。
アーティスト: Tangerine Dream
タイトル: Stratosfear