JAZZは楽しいって言うメッセージ | ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。

Indestructible / Art Blakey & The Jazz Messengers

LEE MORGAN:tp / CURTIS FULLER:tb / WAYNE SHORTER:ts
CEDER WALTON:p / REGINALD WORKMAN:b / ART BLAKEY:ds

Recorded at April24, May15, 1964 [BLUE NOTE 4193]


イライラ解消にはアート・ブレイキー(笑)。
彼はドラムのエンターテナー性が注目されるけど
リーダーとしての能力が極めて高いと思います。
何よりもメンバー探しが卓越している。
いつ、どの時代のJazz Messengersを見ても聴くのが辛い時が無い。
その時代その時のメンバーで楽しませてくれます。

赤を基調に粗い網目で
ブレイキーのアップを印刷したジャケのアルバム。
BNのジャケってアートですよね。
あぁこれもタバコを咥えてる。
やっぱりJAZZは禁煙の敵だな。
私は相変わらずその気が無いけどね。

JAZZって変なもので(笑)、
アウトテイクとか録り貯めたものを数年後に平気で出したりする。
音楽の時代性だとか演奏家のアルバムへの思い入れ
だとかを考えるとマイナスかもしれません。
多分ミュージシャンの立場が弱くて何も言えなかったんでしょう。
でもお陰で時代に流され消えていく前に我々は楽しむ事を許されるのです。

ブレイキーのBNでの最後のアルバムであり
ショーターがマイルスのところへ行ってしまう前の
黄金の3管メッセンジャー最後のアルバムでも有ります。
オマケにハバートが抜けてモーガンが帰って来ましたし
大好きなシダーがピアノを弾いています。

このアルバムでもモーガンは凄い。
ハバートも好きだけどこう言うノリは
モーガンの方が一枚上手じゃないのかな?
ショーターは相変らず暗黒のような音でメンバーを煽っている。
モーガン、ショーターが刺激し合い絡み合い螺旋をかいて登っていくようだ。
そして大好きなシダーのピアノはピアノがメロディだけではなく
リズムの一部でも有るということを教えてくれる。
そして3管が作り出す止めども無く深く広い暗黒の中で
一筋の光る輝きのようなフレーズを聴かせてくれる。

しかしこのアルバムの一番の功労者は
トロンボーンのカーティス・フラーのように感じます。
アルバムの5曲(CDでは6曲)の内の2曲を作り
モーガン、ショーターの縦横無尽の演奏を
体全体で受け止めながらより加速させている。
ブレーキの壊れた車の運転みたいなものかな(笑)。
ブレイキーとワークマンは安定した演奏ながら
彼らを決して抑え込もうとはしていない。
ブレイキーのLiveに比べれば自分を抑えている方だと思うけど
ウズウズしているようにも感じる(笑)。

時代に残る曲がないせいなのか
モーニンやキャラバンほど騒がれないかもしれないけど、
やはりこれも素晴らしいアルバムです。