普段曲がらない所で曲がったら
入り口に大きなブラジルとペルーの旗が飾ってある小さな店を見つけた。
こんなに近所にLatinのお店が有るなんて。
午後9時を少し回った時間になっていたが寄ってみた。
お店にはLatin系の小柄な女性と小さな女の子。
「遅い時間だけど良いですか?」と聞くと、
片言の日本語でどうぞという話なので、
マヨネーズとかチョコレートとかピクルスとかをテーブルの上にのせた。
こぢんまりとした店で品数は少ないがそれなりの物は揃っていた。
話を少ししてみるとブラジル人のご主人と
先月の23日から始めたらしい。
「主人は用事で出かけている」
と言う奥さんはペルー人だった。
商品がほとんどブラジルのものだったので
勝手に奥さんもブラジル人だと思い込み
日本語とポルトガル語のちゃんぽんで話していたが
反応がイマイチだったのはそのせいだった。
勿論こっちのポルトガル語が下手だったと言うことも
ずいぶん大きな理由だろうが。
4歳になると言うはにかみ屋の女の子は
日本人の保育園に行っていると言う。
そのせいで日本語への反応が素早い。
半分厨房のような形をとっている店員の居るべき場所で
ちょこまかと動き回りながら盛んに母親に話しかけている。
こちらを気にしながら気にしていない振りをふりまき、
自分の事を盛んにアピールしている。
「閉めるはずの時間にゴメンネ」と言いながら
出口のドアに手を伸ばすと後ろから可愛い声がした。
「バイバーイ」と手を振りながらニコニコする女の子に
Tchaoと手を振ると帰ってきた言葉は「バイバーイ」だった。
明日には新しいパンも入ると言うし
日本式の霜降りとは正反対の
彼ら独特の脂身の無い肉も買おう。
私と同じサッカーチームのファンだと言う
ご主人にも会えるだろう。
もちろん、可愛い女の子にもね。