ここ数十年のフィリピン史上、最も深刻な被害をもたらした、台風16号ONDOY
その歴史を垣間見た記録を。
2009年9月25日(金)
メトロマニラは朝から曇りだった
夕方から少し雨がぱらつき始め、それが午後9時頃には大雨。
友達と飲むために駅から10分弱歩いただけで服がびしょびしょ。靴も浸水。
深夜0時を回る頃、タクシーで帰宅。
メトロマニラを南北に通る大通り、エドサをタクシーが通り、時折、ひどく大きな水溜りがあって
バッシャーーーンという水しぶき
かなり大雨
2009年9月26日(土)
台風接近を知る
朝、雨が降っているが、約束があったため、事務所へ出かける
家の近くのミニ洪水が無事だったので安心してお出かけ。
事務所近くの駅で両足水溜りにつっこんで靴と靴下がご臨終。
事務所到着。
高校の日本語の先生たちの研修を見学。
参加者は3名に遅刻してきた3名を入れて6名。台風の影響で欠席者多し。
外を見ると大雨、嵐。
真昼間なのに夜かと思うくらい暗い。
昼前、先生の一人が携帯や電話で連絡する様子を聞いていると
学校に水が入ったとか
お昼を食べる予定だったが先生たち数名が交通を心配して帰宅。
残った先生と食事をして研修は終了。
12階のオフィスへ戻ってみると、窓からの景色がいつもと全く違う。
真っ白。
あまりの大雨で視界がない。
その後、報告会を行うが、会議室にいると外の様子がわからないまま午後7時くらいに
気づいたときにはもう遅い
メトロマニラ各地が洪水
ダムの決壊を恐れてダムを開いたため、大洪水。
・ニュースで見ると家があるケソン市の道が洪水で車が浮いている
・マニラ市では自転車にサイドカーがついた自転車タクシーのぺディキャブのサイドカーの上に乗って移動
本来10ペソ程度が100ペソに
・あちこちの道路が冠水、バス以外通れない、場所によってはバスもストップ
・停電、断水
・家の中の腰の高さまで浸水
・川沿いなどの不法滞在者の家が流され、何人も亡くなる
など。
この日は帰るのを諦めて仲間の家に泊めてもらう。
家の状態は大家さんいわく大丈夫らしい。
2009年9月27日(日)
地域によっては水もはけ、交通も復活。
ジープ、電車もかなり動いているがジープが数が少ない。いくつかは壊れたらしい
家にどきどきしながら帰宅。
いつも通り電車を降りると、改札が壊れている。
全部エラー
電気がとまったのが原因か?
その後はいつも通りのジープに乗って家の近くで下車。
そこからの光景はいつもと違った。
コンクリートの白い道が泥で茶色の道に。
あちこちで掃除の人がいて道にゴミが積まれている
家の方へと歩いていくと近くの小さい川がやはり増水したらしく、
川沿いの家は塀が崩壊
家の集落の入り口はゲートが閉じられ、靴で歩ける程度だったがまだ水と泥がたまっていた。
そこから家の前までの道も泥だらけ
家の中は奇跡的に無傷。
前日から2日間、家の屋根の上で過ごした人も少なくない
洪水の中、歩いたり泳いでいた人も多く、中にはそのために感電死した人も
2009年9月28日(月)
全ての公立学校が休校に
今週いっぱい休校
学校自体も洪水になったり、避難所となっているので授業ができない
学校によっては別の地域で来週授業再開の学校も
マリキナ、リザールといった地域では救援物資を必要とする人も多く
配給車が出ている
各テレビ局などがボランティアや寄付を募って救援物資を用意
今後は衛生の問題が出てくる
デング熱や赤痢等が心配されている