本記事は、２０１７年８月に投稿した記事の改訂版です。

１９７８年全米１位（Commodores の "Three Times A Lady" を蹴落としてトップの座に座り、A Taste Of Honey の "Boogie Oogie Oogie" に取って代わられたが、ミリオンセラーを記録。当時はなんでこんな地味な曲が No.1 に？と思ったんだけど、まあ、あの大ヒットした映画『Grease』のタイトルソングだったからな）、全英３位、カナダで１位、オーストラリアとニュージーランドで２位、アイルランドとオランダで３位、フランス、ベルギー、ノルウェーで４位、スウェーデンで６位、スイスで７位。この曲は、Barry Gibb が『Grease』のプロデューサー（Bee Gees のマネージャーでもあった）Robert Stigwood の注文で作ったものですが、Stigwood は、Bee Gees に歌わせることを望まなかった（彼は、自身が手掛けた前年の大ヒット映画『Saturday Night Fever』があまりにも Bee Gees 色が強かったので、それとの違いを出そうと考えた）ため、Barry は、尊敬する先輩で自分と近いボーカルレンジを持つ Frankie Valli にアプローチしたところ、Valli もこの曲を気に入り、オファーを受けたとのこと。なお、映画『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の撮影直後にレコーディングされたことから Peter Frampton が Barry の誘いを受けてギターで参加しています（Barry はバックボーカルで参加）。もっとも、『Grease』の監督 Randal Kleiser は、１９５０年代末～６０年代初めのアメリカを舞台とする『Grease』にこの曲のような「今風」（当時）のディスコ調のナンバーは合わないと考えて使用を渋ったのですが、他の曲を準備する時間がなかったので結局使用することになったということです。

日本盤シングルのジャケット（もう少しどうにかならなかったのか？）。

B面は Gary Brown のサックスによるインストバージョン。

なぜか Commodores と共演しています。

さらに、Bee Gees によるセルフカバー。客席に Olivia Newton-John がいます。

Grease［改訂版］