1966年全英2位、全米1位。さらに、オーストラリアとニュージーランドで1位、カナダで2位、アイルランド、オランダ、西ドイツ、オーストリア、スペイン、スウェーデンでトップ10入り。Chip Taylor("Angel Of The Morning" の作者)が、アメリカの Wild Ones というバンドから依頼を受けて数分で書き上げたもの。Troggs は、マネージャーから、この曲と Lovin' Spoonful の "Did you Ever Have To Make Up Your Mind" のどちらかをレコーディングするように言われて、「ヘンテコだったから」この曲を選んだとのこと。まず本国イギリスで大ヒットしたのですが、Troggs が所属していた Fontana レコードは当初アメリカでの発売に消極的だったため、彼らはアメリカの Atco レコードと契約してリリースしたところ、その直後に Fontana も気が変わってアメリカでリリースしたため、同時に二つのレーベルからリリースされるという異例の事態となり(ただし、B面は異なる)、それが相乗効果を生んだわけでもないでしょうが、見事に No.1 を獲得しました。Troggs は、Chip Taylor から、「おれが欲しかったのはまさしく君たちのバージョンだよ」と言われたそうです。また、John Mellencamp が "R.O.C.K. In The U.S.A." でオカリナを使ったのは、Troggs のこの曲へのオマージュだということです。

 

オリジナルはこちら。

 

 

残念ながらヒットせず。

 

かの有名なジミヘンのモントレー・ポップ・フェスティバルでのギター破壊パフォーマンス。

 

 

Jeff Beck もカバーしています。

 

 

Runaways の1977年の Live in Japan ではぼくの好きな Sandy がフィーチャーされました。

 

 

こちらを忘れてはいけません。

 

 

1984年にリリースされ、チャートインはしなかったのですが、89年の映画『メジャーリーグ』で使用されたことで popularity を獲得し、シカゴ・カブスの Mitch Williams や大仁田厚がテーマ曲としていましたね。なお、Chip Taylor は、Troggs と Jimi Hendrix と X のバージョンがお気に入りだということです。