1962年全米15位となり、翌年のグラミー賞で最優秀ジャズパフォーマンス賞を受賞。「desafinado」(発音は「ヂサフィナードゥ」)とは、ポルトガル語で「音程が外れている(out of tune あるいは off key)」、つまり「音痴」という意味で、ボサノバとは歌が歌えない歌手のための新しいジャンルだと揶揄する批評家たちに対する回答として Antonio Carlos Jobim が作ったということです。さすがの諧謔精神ですね。
この曲をフィーチャーしたアルバム "Jazz Samba" は、1963年に全米1位(ステレオ)となり、アメリカにおけるボサノバブームの火付け役となりました。
Stan Getz は、Joãn Gilberto と組んだアルバム "Getz/Gilberto" でもこの曲を再演。
ピアノは Antonio Carlos Jobim。
そして、その Antonio Carlos Jobim 自身によるバージョン。
Ella Fitzgerald のバージョン。
Julie London も。
さらに、Eliane Elias。
ちなみに、サックスは元ダンナ(Randy Brecker)の弟 Michael Brecker で、ベースは現ダンナの Marc Johnson。
最後は、George Michael と Astrud Gilberto のデュエット。
ということで、どうぞよいお年を。