1971年全米3位(カントリーチャートでは1位)、全英3位。さらに、アイルランド、ベルギー、西ドイツ、スイス、ノルウェー、フィンランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで1位、オランダ、オーストリアでトップ5入りした世界的大ヒット(日本ではオリコンの総合チャートで7位、洋楽チャートで1位、オールジャパンポップ20で2位)で、アメリカでミリオンセラーを記録するとともに、71年のグラミー賞で最優秀女性カントリーボーカル賞を受賞しました。オリジナルは Billy Joe Royal ですが、Lynn Anderson は、作者の Joe South のバージョンを聴いてこの曲が気に入り、レコーディングすることを希望したところ、プロデューサー(彼女の当時の夫でもあった)の Glenn Sutton は、「I could promise you things like big diamond rings」のような歌詞を理由に、これは男が歌う歌だと考えて初めはその申し出を却下。しかし、彼女が諦めずにレコーディングセッションの場にこの曲を持ち込み続けた結果、ついに根負けしてレコーディングに応じたとのこと。ただし、当初はシングルにすることは予定していなかったのですが、彼女が所属していたCBSレコードの Clive Davis が「これはヒットするぞ」と直感し、その鶴の一声でシングルカットされて、予言(?)どおりビッグヒットとなりました。

 

 

オリジナルはこちら。

 

 

そして、Joe South によるセルフカバー。

 

 

最初にシングルとしてリリースしたのは Dobie Gray。

 

 

1969年全米119位。

 

そして、この曲。

 

 

南沙織がデビューするにあたり、筒美京平から、「何が歌えるの?」と訊かれて、「リン・アンダーソンの "Rose Garden" なら歌えます」と答えたことから、筒美が "Rose Garden" を基にして作曲した(作詞は有馬三恵子)といわれています。なお、彼女は、"Rose Garden" のカバーも(もちろん英語で)しています。