1983年全英1位、全米10位。さらに、アイルランド、オランダ、ベルギー、カナダで1位、西ドイツ、オーストリア、スイス、オーストラリアで3位、スウェーデンで6位、ニュージーランドで9位となった世界的大ヒット。Phil Collins の「一人シュープリームス」が笑えるPVですが、一応、Supremes に対するオマージュだということです(なんだ、おちょくってたんじゃないのか(笑))。彼はモータウンをリスペクトしていて、この曲をカバーするにあたっては、できるだけシックスティーズサウンドを再現しようとしたとのことで(曰く「解釈じゃなくて、リメイクを追求したんだ」)、作者の一人 Lamont Dozier は、このカバーについて「よくできてると思う」と評価しています。この曲のヒットを皮切りに80年代の Phil Collins の快進撃が始まり、それはちょうど私の大学時代と重なっていて、どうでもいいことだけど、当時、私は、友人らから、この人に似ているとよくネタにされ、「全然似てねーよ」と全力で拒絶したのですが、それから30年以上が経過し、当時の Phil Collins の年齢も追い越してすっかり老けてしまった今となっては、「そんなことないと思うけど...」と弱々しく呟くことしかできなくなってしまいました(泣&笑)。

 

 

オリジナルはもちろん、こちら。

 

 

1966年全米1位、全英3位。Diana Ross がなんだかコブシ(?)を効かせてるな(笑)。いうまでもなく、モータウンのソングライティングチーム Holland-Dozier-Holland の作品で、"Come See About Me" を改変しようとしてできたものだということです。彼女たちは、このあたりからそれまでのティーン向けのポップグループから大人向けのグループに脱皮していくこととなります。

 

最後は Jackson 5 によるカバー。