1986年全米1位(ブラックチャート、アダルトコンテンポラリーチャートも制して「三冠王」となり、Billboard 誌の年間 No.1 に輝いた)、全英16位。さらに、カナダとオーストラリアで1位、アイルランド、ベルギー、イタリア、スウェーデン、ノルウェー、ニュージーランドでトップ10入りし、翌年のグラミー賞では最優秀ポップパフォーマンス賞(デュオ/グループ)及び最優秀楽曲賞を受賞した大ヒット曲です。周知のとおり、米国エイズ研究財団のためのチャリティーソングとしてリリースされたもので、ミリオンセラーを記録して、同財団に50万ドルを超える資金をもたらしたとのこと。この曲は Burt Bacharach と Carole Bayer Sager が共作したもので、Bayer Sager からレコーディングしてはどうかと奨められた Dionne Warwick が、Stevie Wonder とのデュエットを希望。そして、彼がスタジオに到着してレコーディングを開始したところに Elizabeth Taylor が顔を出します。Liz がエイズ撲滅運動に熱心に取り組んでいること(彼女は米国エイズ研究財団の創設者の一人である)は良く知られていたことから、Bayer Sager がエイズ救済のためのチャリティーソングにすることを提案すると、それは great idea だ、と全員が賛成して、さらにメンバーを増やそうということで、Gladys Knight と Elton John に声をかけたとのこと(なぜこの二人が選ばれたかは不明)。ただし、各人のパートは別々にレコーディングされており(PVの撮影で初めて一堂に会した)、Bacharach と共にプロデュースにあたった Bayer Sager は、それらを一つにまとめる作業はまるでジグソーパズルのようだったと述べています。

 

 

たわけというにはあまりにお粗末な邦題だな(怒)。

 

なお、2011年には、米国エイズ研究財団の設立25周年祝賀パーティーで4人が再度集まってこの曲を披露したということですが、残念ながらその映像は見つけられませんでした。代わりに、Gladys Knight と Elton John に代わって Luther Vandross と Whitney Houston が入ったカルテットによるパフォーマンスを。

 

 

Whitney のスタイル良すぎ(そこかよ!(笑))。ちなみに、"That's What Friends Are For" からトップの座を奪ったのが Whitney Houston の "How Will I Know"。

 

こちらは、Cilla Black の芸能生活30周年記念の番組(多分)で、Cliff Richard とのデュエット。

 


オリジナルは Rod Stewart が歌った1982年のアメリカ映画『ラブINニューヨーク(原題:Night Shift)』 の挿入歌。