1969年全米6位、全英23位、カナダで1位。この曲は、68年に最初にリリースされたときは全米113位にとどまりましたが、翌年、映画『真夜中のカーボーイ(原題:Midnight Cowboy)』のテーマ曲となったことで再リリースされてミリオンセラーを記録する大ヒットとなり、Nilsson は翌年のグラミー賞で最優秀男性コンテンポラリーボーカル賞を受賞しました。もともとは、Bob Dylan に映画のテーマ曲を依頼したのですが、締め切りまでに仕上げられなかったため、Nilsson に依頼し、彼はこの曲と自作曲の "I Guess The Lord Must Be In New York City" を提供したところ、この曲が選ばれたとのこと(なお、Dylan が映画のために書いたが間に合わなかった曲は "Lay Lady Lay")。

 

 

「Midnight Cowboy」なので、本来であれば、「カウボーイ」と表記すべきところ、水野晴朗が、都会の雰囲気を出すため、あえて「カーボーイ」(つまり、「cow」(牛)ではなく「car」(自動車))としたようです。まあ、当時はそれで良かったのかも知れませんが、今となってはひどいセンスというほかありません(笑)。

 

オリジナルはこちら。

 

 

1968年にシングルとしてリリースされたもののヒットせず。なお、この曲を収録したアルバム "Fred Neil" は、Nilsson のカバーバージョンがヒットした後、"Everybody's Talkin'" というタイトルに変更されて再リリースされています(便乗しとるな)。

 

こちらは Stevie Wonder によるカバー。

 

 

さらに、Randy Crawford と Joe Sample の共演も。