1968年全米14位。イタリア、イスラエル、南アフリカ、オーストラリア、フィリピン、そして日本では No.1 を獲得したワールドワイドな大ヒット。一説によると、People! のマネージメントとプロデュースを手掛けた Captain Mikey は、当時、業界の既存のルールに囚われない新興勢力として頭角を現し、ラジオ局から持て囃されるようになっていたのですが、それに対して脅威を抱いた守旧派勢力が、彼を潰しにかかってこの曲に対するネガティヴキャンペーンを仕掛けたため、アメリカでのチャートの成績はもう一つ伸び悩んだということです(それでもミリオンセラーを記録した)。

 

オリジナルは Zombies。

 

 

1965年、シングル "Whenever You're Ready" のB面としてリリースされ、チャートインは果たせませんでした。Zombies の Colin Blunstone は、People! のカバーバージョンがヒットしたことが面白くなかったようです。ところが...。

 

 

2004年に再結成された後、この曲は彼らのライヴの定番となり、People! のバージョンのアレンジをかなり取り入れて演奏しています(もちろん、Peolple! のバージョンの方が一般には馴染み深いものとなっていることを考慮したことによるものだが、Blunstone によると、「実際、カバーのカバーのカバーだね」(1回多くね?))。

 

それでは、お待たせいたしました(笑)。

 

 

1967年にリリースされ、120万枚(一説には150万枚)以上のセールスを記録したそうです。ザ・カーナビーツのデビュー曲ですが、彼らはデビュー前から Zombies の "I Love You" をレパートリーにしていて、レコード会社のオーディションでそれを演奏して合格したとのこと。ドラムスのアイ高野が、右手に持ったスティックを前方に突き出して、「おまえの~すべて~(を)」と熱唱すると、当時のティーンの女子たちはみんなメロメロになったそうです(しらんけど(笑))。そして、このカバーバージョンがヒットすると、Zombies のオリジナルの方も再発されました。

 

 

最初にリリースされたときは、"Whenever You're Ready[邦題:お好きな時に]"のB面で、邦題は『アイ・ラヴ・ユー』でしたが、再発時には邦題が『好きさ 好きさ 好きさ』に改められただけでなく、「これがカーナビ-・サウンドのオリジナル本命盤!」というキャッチコピーがつけられるなど、ザ・カーナビーツに便乗しまくり(笑)。でも、その甲斐あってか、1967年にオールジャパンポップ20で5位に昇るヒットとなりました。