1978年全米5位、カナダで3位。Kenny Loggins のアルバム "Nightwatch" からのファーストシングルで、彼にとってはソロとして初のトップ10ヒットとなりました。周知のとおり、Stevie Nicks とのデュエットですが、アルバムには彼女の名前がクレジットされていたのにシングルではクレジットされていませんでした(おそらく契約上の理由と思われる)。でも、当時、Stevie Nicks とのデュエットだってことはアルバムを持ってなくてもみんな知ってたけど(笑)。Kenny Loggins は、Fleetwood Mac の「Rumours」ツアーのオープニングアクトを務めたことが縁となって Stevie Nicks にデュエットを依頼したのですが、レコーディングは彼女にとって相当ハードだったようで、Loggins のことを「Slave-Driver Loggins」と呼んでいたとのこと(だいぶこき使われたらしい)。
そして、この曲のオフィシャルPVは、Stevie Nicks が登場しないどころか、ボーカルまで差し替えられています。
Stevie Nicks のパートを担当しているヒゲ面のおっさんは、Kenny Loggins のバンドメンバーの George Hawkins(たぶん)。彼のボーカルも悪くなくて、立派に代役としての務めを果たしているとは思うのですが...。
ところで、この曲は Kenny Loggins が Melissa Manchester と共作した(二人は音楽賞のテレビ番組で一緒にプレゼンターを務めることが多く、控室で話をしているうちに、なにか曲を作ろうとなった)もので、当初は二人のデュエットが予定されていたものの、スケジュールの都合で実現しなかったようです。そして、Melissa Manchester は自身のアルバムで Arnold McCuller とこの曲をデュエットしています。
彼女曰く「ケニーもあたしも一緒にレコーディングしたかったんだけど、スケジュールを合わせられなかったの。もう少しで実現しそうになったんだけど。でも、いずれ天がもっとふさわしい時期を用意してくれると思うわ(笑)」(意訳)。これは2012年のインタビューに答えたものですが、2023年についに「ふさわしい時期」が到来して、二人のデュエットが実現しました。
この曲を書き上げた後、Kenny Loggins は Michael McDonald に聴かせて、「いいと思うよ」と言われ、Melissa Manchester は、当時所属していたアリスタレコードの御大 Clive Davis から同様の反応を得たそうです(もっとも、Kenny Loggins によると、この曲のメロディは、もともと彼が Michael McDonald のために温めていたのだが、Melissa Manchester との共作をする前に McDonald に聴かせたところ、ヒットしそうにないと断られたらしい)。
