1968年全米30位。作者の Doug Ingle(ボーカル/オルガン)は、ワインを飲みながらこの曲を作り、できあがったときには1ガロン壜(約3.8リットル)をすっかり空けてしまって、べろんべろんの状態で、Ron Bushy(ドラムス)に聴かせたそうです。Bushy はそれを聴きながら歌詞を紙に書き写していったのですが、タイトルにもなった「In-A-Gadda-Da-Vida」というフレーズは、もともとは「In the Garden of Eden」であったものを、Ingle の発音が早口かつ不明瞭であったために聴き間違えたもの(相当ロレってたんだろうな)。しかし、却っておもしろいと思ったのか、訂正されずにそのままとなりました。

 

本来のアルバムバージョンは約17分の大作で同名アルバムのB面を丸々占めていましたが、シングルバージョンは大幅に短縮されています。こちらがアルバムのフルバージョン。

 

 

サイケですね(笑)。Vanilla Fudge の "You Keep Me Hangin' On" もそうだけど、リアルタイムではもちろん聴いていないのですが、サイケが流行ったとき(60年代後半)にはギリで物心はついていたためか、リアルタイムで聴いたような懐かしさが・・・もはや完全に記憶の改変(っていうより混濁?)がなされています(実際には初めて聴いたのは約10年後のはずだが)。

 

 

1968年全米4位。全世界で3000万枚以上売れたモンスターアルバムです。

 

なぜか Boney M. がカバー。

 

 

紅一点ならぬ黒一点(?)のおっさんが実際には歌っていないのはいつものとおりですが、この曲では、女性ボーカルのパートも実際に歌っているのはセッションシンガーで、メンバーは実際には歌っていません(プロデューサーの Frank Farian との仲が決裂していたため)。

 

ところで、リアルタイムで聴いたような記憶の混濁が生じた一因はこいつ↓にあるに違いありませんっ!

 

 

「サイケ宇宙人」ペロリンガ星人(円盤が来た!)・・・後にバロム・1の白鳥健太郎(と、なぞの転校生の岩田公一)になる少年に化けて地球侵略を狙った悪辣な宇宙人です(笑)。