1986年全米1位(Pet Shop Boys の "West End Girls からトップの座を奪い、Madonna の "Live To Tell" にその座を譲った。なお、アダルトコンテンポラリーチャートでも1位となり、ミリオンセラーを達成)、全英8位。さらに、アイルランド、カナダ、オーストラリアで1位。初めは "You Give Good Love" のB面としてリリースされ、後にA面に昇格して再リリースされて見事な大ヒットとなりました。PVにはママの Cissy Houston も出ていますね。Whitney を見出して世に送り出した Clive Davis がニューヨークのナイトクラブで初めて彼女が歌っているのを見たときに彼女が歌った2曲のうちの一曲がこれ。ただし、当初 Davis は Whitney がこの曲をデビューアルバムの一曲としてレコーディングすることには反対したのですが、彼女が強く希望したのでこれを許したということです。曲が素晴らしいのはもちろんですが、とにかく歌詞が気に入っていて(最初タイトルだけ見たときは単なるラヴソングだと思ったんだけど、全然違った)、よくカラオケで歌っています(これ歌うと消費カロリーが10K超えるんだよな(笑))。

 

 

オリジナルは George Benson。

 

 

Muhammad Ali の伝記映画『アリ/ザ・グレーテスト』のサントラ盤からシングルカットされて1977年全米24位(R&Bチャートでは2位)、全英27位。

 

その George Benson は2001年に Luciano Pavarotti の主催で行われたアフガニスタン難民支援コンサートで Pavarotti と共演しています。

 

 

Benson タジタジ(笑)・・・もはや異種格闘技戦というより異次元の闘いだな。それにしても、ここまで朗々と歌い上げられると恐れ入りましたというほかありません。

 

ところで、Whitney のバージョンがヒットした後、Gordon Lightfoot はこの曲の中盤の24小節は彼の "If You Could Read My Mind"(1971年全米5位)からパクったものだとして作者の Michael Masser を訴えました。

 

 

まあ、確かに...。Lightfoot は、若い人たちは彼が Whitney の曲をパクったと思うだろうから訴えたということでしたが、訴訟により Whitney にケチをつけることになるとしたら、それは本意ではないということで後にこれを取り下げています。