鏑木清方記念美術館が開館20周年を記念して特別展<鏑木清方の芸術展>を開催中ということで行ってきました。約2年ぶり2度目の訪問です。

 

 

Oops, ガラスに写っとる アセアセ  今回は個人所蔵の作品を含む68点が展示されていました(ただ、『築地明石町』は「巧藝画」(要するに印刷)だった)。
 
ここ数年、鎌倉には年に2〜3回来ているのですが、そういえばこのエリアは未訪だったな、ということで金沢街道沿いにある三寺院に参拝。
 
まずは杉本寺へ。寺伝によると天平6年(734年)に光明皇后の御願で藤原房前(光明皇后の兄)と行基が創建したそうで、鎌倉最古の寺といわれています。
 

仁王門(江戸時代中期に建立)。金剛力士像は運慶作だということですが...。
 

この↓苔むした石段が仁王門から本堂に至る本来の階段なのですが、すり減って危険なためか通行禁止。向かって左側にある石段(写ってない)を上ります。
 
 
本堂(観音堂)は江戸時代初期に建立されたもの。
 
 
残念ながら内部は撮影禁止。前立十一面観音像(本尊の十一面観音(3体)は秘仏)は運慶作で源頼朝が寄進したものだとか。
 
次に鎌倉五山第5位の浄妙寺へ。開基は足利義兼(足利氏第二代)で文治4年(1188年)創建。
 
 
本堂は江戸中期に建立されたもの。
 

伝足利貞氏墓(尊氏の父)。貞氏はこの寺の中興開基だということです。
 

境内には石窯ガーデンテラスなるシャレオツなカフェ&レストランがあるそうですが、今回はパス。それから、「鎌倉」の地名の由来だという説もある鎌足稲荷神社(藤原鎌足の木造(非公開)があるらしい)もあるのですが、ちょっと遠そうで「ずく」がなかった(私の田舎の方言(笑))ので、やはりパス。
 
さらに「竹の寺」の名で知られる報国寺へ。開基は足利家時(尊氏の祖父)で、創建は建武元年(1334年)・・・って年代が合わんぞ(家時の没年は1284年ごろ)。
 
 
 

 
 
そして竹の庭。
 
 
 

暗くてよくわからんな(泣)。雰囲気はよかったけど。
 
こちら↓のやぐらの中に足利家時と足利義久(鎌倉公方持氏の嫡子で永享の乱に敗れてこの寺で自刃したとされる)の墓があるようです(未確認)。
 
 
いずれも、源氏でも北条氏でもなく、藤原氏 and/or 足利氏にゆかりのある寺院だとは存じませんでした・・・では不勉強の謗りを免れないな アセアセ