1985年全米1位、全英4位、カナダで1位、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランドで4位、アイルランドで6位、オーストリアで7位となり、翌年のグラミー賞で最優秀ロックパフォーマンス賞(デュオ/グループ)を受賞。この曲のギターサウンドは、ZZ Top Billy Gibbons をお手本にしたもので、Mark Knopfler Gibbons が使っているギブソンのレスポールをわざわざ使うという念の入れようだったということです。歌詞は、Knopfler がニューヨークの家電量販店のテレビコーナーで MTV を見ていたときに、彼と並んでそれを見ていたその店の配送担当者がぶつぶつつぶやいていた言葉(おれもギターをやっときゃよかったなぁ。そしたら使い切れないほどカネは入ってくるし、オンナはただでやり放題・・・など)を書きとって構成したもの。その中に出てくるプライベートジェットを持っている億万長者の「ちびのおかま野郎(little faggot)」って、誰?と当時話題となり、私の周囲では、プ○ンスだろうというのが衆目の一致するところでしたが、Mötley Crüe Nikki Sixx はこの曲は自分たちのことを歌ったものだと主張しているそうです。なお、バックボーカルに参加している Sting の「I want my MTV.」というコーラスは “Don’t Stand So Close To Me” のメロディを借用しており、そのため、この曲の作者には Mark Knopfler と並んで Sting の名前もクレジットされています(Sting の楽曲を管理する出版社が、Sting の反対にもかかわらず彼の名前もクレジットするよう要求したらしい)。

 

 

こちらはその Sting  を含むライヴエイドでのパフォーマンス。

 

 

この人はパロっています。

 

 

歌詞は1962年から71年にかけてアメリカで放映されたテレビ番組「Beverly Hillbillies」のテーマソングのものだそうですが、その番組を見たことがないので、残念ながら面白さがイマイチわかりません。Mark Knopfler がギター、Guy Fletcher がキーボードで参加していますが、それがパロディを許可する条件だったということです。