「Music Box」なのになぜピアノ? と訊いてはいけません(笑)。Frank Mills はカナダのピアニストで、もともとこの曲はシングルのB面でした(A面も同様のイージーリスニングナンバー)。レコード会社は、プロモーションのためにそのシングルをカナダ中のイージーリスニング専門のラジオ局に配布した際、間違ってオタワのポップス専門のラジオ局にも送ってしまいました。これを受け取ったそのラジオ局のDJは、A面を聴いてなぜこれが送られてきたのか疑問に思ったのですが、A面とB面が入れ違いになっているのかも、と思ってB面のこの曲も聴いてみたところ、すっかり気に入ってプレイリストに加えたそうです。そしてオンエアしたら大反響を呼び、この曲を収録したアルバムはカナダでゴールドディスクを獲得、遂にはアメリカでもリリースされて1979年最高位3位(ミリオンセラー)という大ヒットを記録しました(スイスで1位、ニュージーランドで2位)。1978年にはディスコブームが全盛期を迎え、ヒットチャートもディスコソングが花盛りでしたが、79年になるとさすがにそれも飽きられるようになり、そんな中での一服の清涼剤となったわけです(陳腐極まる常套句やな)。そういえば、映画『キル・ビル』にも使用されたようですね(観ていないので知らんが)。

 

 

実にテキトーな邦題だな(呆)。

 

やはりこの方は見逃しませんでした(笑)。

 

 

「Music Box Dancer」というのは、ふたが開くと中から踊り子の人形が現れてくるくる回るというオルゴールをイメージしているようで、↓はそれを人間で再現しています(これに対し、Frank Mills のMVは中途半端)。ちなみに、Rocco De Villiers というのは南アフリカのピアニストのようです。

 

 

そして、こちらを知っている人はほぼオーバー50(笑)。

 

 

元大関若島津、前二所ノ関親方のおかみさんです。ああ、『私はピアノ』というヒット曲がありました(笑)。