Nickolas Ashford & Valerie Simpson は、1964年にデュオとしてレコードデビューしたときは全く売れなかったのですが、Ray Charles を始めとする他のアーティストへの楽曲提供によってモータウンレコードの目に留まり、66年に同社の専属ソングライター兼プロデューサーとして迎えられ、特に Marvin Gaye & Tammy Terrell のデュオや Diana Ross の数々のヒット曲を手掛けました。しかし、裏方に徹することには飽き足らなくなったのか、Simpson は2枚のアルバムとシングルをモータウンからリリースしたのですが、大きなヒットにはならず、また、モータウンが二人のデュオアルバムのリリースを拒否したことから1973年に同社を退社し、他のレコード会社に移籍して改めてデュオとして再デビューを果たしました。この曲は彼らの最大のヒットで、1985年にR&Bチャートで1位となったほか、ポップチャートでも12位まで昇りました(さらに、西ドイツで2位、イギリス、アイルランド、オランダで3位、オーストリアで4位、カナダで5位)。

 

 

彼らの作品で最大のヒットとなったのはこちら。

 

 

Ashford & Simpson はモータウン入社前にこの曲を書き、Dusty Springfiled がこの曲をレコーディングしたいと申し入れたのですが、モータウン入社を見据えて温存しておくためにその申し入れを断ったそうです。初めは Marvin Gaye & Tammy Terrell が歌って1967年全米19位のヒット、次いで1970年にリリースされた Diana Ross のバージョンは彼女にとってソロとして初の全米 No.1(Edwin Starr の "War" に取って代わった。なお、R&Bチャートでも1位)となりました。

 

また、デュオとして歌手活動をする傍ら、他のアーティストへの楽曲提供も続けました。こちらは Chaka Khan に提供した "I'm Every Woman" の Whitney Houston によるカバー。

 

 

1993年全米4位(ダンス・クラブチャートでは1位)、全英4位。さらに、アイルランド、オランダ、ベルギー、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、カナダ、ニュージーランドでトップ10入り。Whitney のママ(Cissy Houston)や Chaka Khan とともに Valerie Simpson も出演しています。