Average White Band (AWB) はスコットランドで結成されたファンク/R&Bバンドで、↑の映像の時点では黒人メンバーがいますが、結成時のメンバーは全員が白人でした。この曲は1974年にリリースされ、イギリスでは当初全くヒットしなかったのですが、アメリカで火がついて翌年 No.1 を獲得して(Linda Ronstadt の "You're No Good" を蹴落として1位となり、Eagles の "Best Of My Love" にその座を譲った)ミリオンセラーを記録し、それを受けてイギリスでも6位まで昇るヒットとなりました(なお、テナーサックスの Malcolm 'Molly' Duncan は、スコットランド人が演ってるファンクのインスト曲なんてウケねーだろ(しかも、「Pick up the pieces」とシャウトするだけでほかには歌詞がねーんだから)、と思ってこの曲をシングルにすることに賛成しなかったとのこと)。リアルタイムからやや遅れて聴いたのですが、テナーとアルトの二本のサックスのグルーブ感溢れるサウンドには強烈なインパクトがありました。
アルバムのジャケ。
こちらは Ringo Starr & His All-Starr Band のパフォーマンス。
2019年の日本公演でも演りました。
さらに、AWB のベーシスト Alan Gorrie を迎えて Daryl Hall 宅で行われたセッション。
Daryl が楽しそう(笑)。
そして、Kenny G と David Sanborn の共演。
こちらもヒットしました(1980年全英12位、全米53位)。