今となっては信じられないけど、こんな CM に出ていました(こちらの制作裏話によると、ギャラはたったの数百万円(!)だったとか。"Thriller" で大ブレイクしたのはこの直後だけど、その前は格安だったんだな。また、オンエアは1980年ごろだと思っていたのですが、どうやら82年だったようです)。当時は Michael Jackson はあくまで Jackson 5/Jacksons のメンバーの一人という認識しかなかったので、このコマーシャルを見ても特に驚くということもなく、マイケル、ウィンクができねーのかな? と思った程度です。そもそも、マイコーよりも共演の美女の方に目を奪われていたことはいうまでもありません(笑)。

 

PVはこちら。

 

 

1979年全米1位(Robert John の "Sad Eyes" からトップの座を奪取。なお、ソウルチャートでも1位)、全英3位。さらに、アイルランド、デンマーク、オーストラリア、ニュージーランドで1位、オランダ、ベルギー、スペイン、カナダでトップ5入りし、アメリカではミリオンセラーを記録したほか、翌年のグラミー賞で最優秀男性R&Bボーカル賞を受賞しました。Michael が自分で書いた曲で最初に全米 No.1 を獲得したのがこれ。エホバの証人の敬虔な信者である Michael のママは、この曲を聴いてその歌詞にショックを受けたそうですが、MJ はこの曲はセックスのことを歌ったものではないと言ってママを安心させたということです(ただし、どのように受け取るかは聞き手の自由だとも述べている)。

 

 

いつの写真だ、これ? と思ったんだけど、アルバム "Off The Wall" のジャケ写と同じヘアスタイルか(笑)。

 

 

CM の「イメージソング」に起用されて一新されたジャケットがこちら。

 

 

続いて "Off The Wall" バージョンも制作されました(ただし、最初のバージョンの方が強く印象に残っていて、そのせいか、こちらはあまりよく憶えていない)。

 

 

やはりウィンクができません(笑)。

 

しかし、こちらのテイクでは...。

 

 

ウィンクができるようになったようです(笑)。

 

 

1980年全米10位、全英7位。最初は Karen Carpenter に提供されたが、彼女が断ったので MJ に回ってきたとのこと。

 

 

なお、このスクーターは、マイコーの起用も空しく人気爆発とはならず、1984年ごろには販売終了に追い込まれたとのこと。