1978年全米3位、全英13位。さらに、カナダで1位、オーストラリアで3位、ニュージーランドで4位。Dan Hill(dunhill ではない。念のため)は、18歳か19歳のころ、2~3歳年上の女性に恋をしました。彼女は、彼のほかに何人もの男とつきあっていたため、それに苦しんだ Dan Hill は、なんとか彼女を自分だけのものにしたいと思い、ライバルの男たち(彼らは、彼よりも裕福だったり、年長で経験豊富だったり、ソフィスティケートされていたりするなど、アドバンテージを有していた)に勝つにはどうしたらいいかを考えました。そして、彼らにはできないが自分にはできることは歌を作ることだということで、一つの曲(この曲の原型)を作りました。我ながら良くできたと思った彼は、これで彼女のハートを射止めることができる(←陳腐な表現やな)と期待しつつ、電話でその曲を彼女に聴かせました。曲が終わった後、電話の向こうではしばらく重苦しい沈黙が続きました。すると、彼女は、長々と溜息をつき、あなたは19歳にしては性格が激しすぎるのよ、と言って電話を切り、つきあっていたアメフトの選手とともに街から去って行ってしまったということです(泣)。しかし、Dan Hill は、失恋の痛手から立ち直ると、彼女に聴かせた曲を自分の音楽出版社に持ち込み(それだけ自信があったのであろう)、その指示で Barry Mann と共同して大幅に作り直し(Dan Hill は、それまで常に一人で曲作りをしていて共同作業はしたことがなかったため、必ずしもスムーズにはいかなかったようだが)、名曲誕生と相成りました。

 

 

イージーゴーイングな邦題やな(笑)。

 

多くのカバーがありますが、またしても女ロッドと本家ロッドの対決が。

 

 

1981年のアルバム "Goodbye To The Island" に収録。ちなみに、"Sitting On The Edge Of The Ocean"(『哀しみのオーシャン』(笑)) もこのアルバムに収録されています。

 

そして本家。

 

 

1996年のアルバム "If We Fall In Love Tonight" に収録。

 

最後は Tina Turner によるカバー。

 

 

1978年のアルバム "Rough" に収録(映像は1979年のテレビ番組出演時のもの)。80年代に入って再ブレイクする前の雌伏の時代のせいか、ちょっとおとなしい感じですね(あくまで、Tina Turner にしては、ですが)。