Jerry Wallace の "The Lovers Of The World"、というよりは「男の世界」(笑)。いうまでもなく男性化粧品のCMソングで、私が子どものころ一世を風靡しました。久しぶりに聴いたけど、これなかなかの名曲だぜ。 

 

画面に表示される歌詞(カラオケの練習ができるな(笑))からもおわかりのように、この曲はもともと「マンダム」のコマソンとして制作され(作者は Jerry Wallace)、当初はCM用の長さしかなかったが、CMのあまりの反響の大きさに急遽シングルレコードの長さに編集してリリースしたとのこと。その結果オリコンの総合チャートと洋楽チャートで No.1(オールジャパンポップ20でも1位)となり、ミリオンセラーを記録する大ヒットとなりました。

 

出典:http://www.1242.com/lf/articles/20132/?cat=entertainment

 

当時のCFもありました(懐かしい! でも、1970年って、そんなに前だったっけ)。

 

 

う~ん、マンダム(笑)・・・でも、この声、チャールズ・ブロンソンだと思ってたんだけど、そうではなくて、彼の吹き替えを担当していた森山周一郎の声なんだとか。

 

Jerry Wallace はアメリカのカントリーシンガーで、1950年代から60年代に "Primrose Lane"(1959年全米8位)を始めとして数々のヒットを飛ばしましたが、この曲を吹き込んだ当時はレコード会社との契約が切れてどこからもレコードを出せない状況にあり、そのため起用されたそうです(制作側からすると安上がりだったということ)。

 

そのおかげで(?)、1972年には "If You Leave Tonight I'll Cry" がカントリーチャートで No.1(ポップチャートでは38位)を獲得する大ヒットとなりました。

 

 

なお、『男の世界』の詳細な制作秘話についてはこちらのブログをご覧ください(本記事の執筆にあたりいろいろとご教示をいただきました。記して感謝申し上げます)。