1984年全米3位、全英14位、オランダ、ベルギー、イタリア、ノルウェー、カナダ、オーストラリアでトップ10入り(日本ではオールジャパンポップ20で1位)。Jacksons 名義ですが、実質的には Michael Jackson と Mick Jagger のデュエットです(実際、Jacksons のうち Tito、Jermaine、Randy はレコーディングに参加していない)。当時、Michael のアルバム "Thriller" が依然ベストセラーを続けていたのですが、Mick は "Thriller" がバカ売れしているのを羨望の眼差しで見ていて、所属レコード会社の社長に Michael のことを根掘り葉掘り尋ねていたのだとか。
 
 
この曲はもともと Freddie Mercury とのデュエット曲として "Thriller" に収録される予定であったところ、前回書いたような理由で完成しなかったため見送りとなり、代わって Mick 及び Jacksons の一部のメンバーとレコーディングして Jacksons のアルバム "Victory" に収録されたという経緯があります。なお、この曲は、Michael と Randy Hansen(Jimi Hendrix へのトリビュートショーで知られるギタリスト)の共作とクレジットされていますが、Freddie も曲作りにおいて一定の(どの程度かはわからんが)役割を果たした模様。
 
で、こちらがその「未完成版」。
 
 
どちらがお好きですか?・・・と尋ねておいて、それは究極の選択だな、と我ながら思っていたら、この二つを合体させちゃった人がいました。

 

 

かなりのハイレベルだな。

 

この際だから、この二人によるパフォーマンスも貼っときます。

 

 

濃いなあ(笑)。もともとは、ロンドンにいる David Bowie とフィラデルフィアにいる Mick を衛星回線で結んで "Dancing In The Street" をデュエットする予定でしたが、4秒のタイムラグが生じてしまうため、断念して(口パクで演るという案も出されたが、二人ともこれを拒否した)Tina Turner とこの曲をデュエットすることに変更されたとのこと。