Hall & Oates が David Ruffin 及び Eddie Kendricks と共演した1985年のアポロ劇場でのライヴより(アルバム "Live At The Apollo" に収録)。

 

 

そしてオリジナルスタジオバージョン。

 

 

1980年のアルバム "Voices" に収録。

 

 

この曲はシングルカットこそされなかったものの(否、むしろそれゆえに)、Hall & Oates ファンにとって、秘かな愛聴曲として大切にしていた存在でした・・・1985年に全米1位となったカバーバージョンがリリースされるまでは。そのカバーバージョンが出たとき、私の周囲の Hall & Oates ファンは(私も含めて)激怒しました。「何てことしやがる」というのがそのときの偽らざる気持ちで、秘かな愉しみを奪われたこともさることながら、あの名曲をメチャクチャにされてしまったという憤りを抑えることができなかったのです(もっとも、Daryl Hall は素直に喜んでいたようだけど)。まあ、私の個人的な感懐はどーでもいいので、ともかく、Daryl Hall の絶唱をお聴きください。これを聴けば、Paul Young のバージョンは聴く気になれないでしょう(聴くに値しないとまでは言いませんが・・・言っちゃったけど(笑))。

 

こちらは1986年の Farm Aid における Billy Joel らとの共演。

 

 

さらに、Daryl Hall の自宅で行われた Todd Rundgren とのセッション。味わい深いですね。

 

 

最後に、Paul Young の名誉のために申し添えておくと、Daryl Hall は、2014年のインタビューで、Hall & Oates の曲のカバーの中で最も好きなものとして、The Bird And The Bee による "Rich Girl" と、Paul Young による "Everytime You Go Away" の2つを挙げています。