Queen は1975年に初来日した際、熱狂的なファンから大歓迎を受けたのですが、なじみのない極東の国で思いもよらなかった熱烈な歓迎を受けて感激したメンバーは全員が親日家となったことはご存じのとおり(特に Freddie Mercury などは新宿2丁目に行きつけの店があって来日する度に訪れていたんだとか)。彼らは、本国イギリスでも既にかなりの人気を獲得していたのですが、日本では当初はアイドル的な存在で、熱狂の度合いもそれだけすごかったわけです(映像には初来日時の彼らの姿が収められていて、懐かしい・・・と言いたいところだけど、75年の時点ではまだ Queen の存在を知らなかった)。この曲は、日本のファンに対する Queen からのトリビュート(作者は Brian May)で、1976年にリリースされたアルバム "A Day At The Races" で発表され、翌年日本限定でシングルカットされてヒットしました(オールジャパンポップ20で3位。でも、オリコンで49位というのは低すぎだろう(怒))。

 

 

確かにアイドルグループ風のジャケ写ですね(笑)。私がリアルタイムで最初に聴いた彼らのナンバーがこれで、当時は Queen が何者かよく知らなかったのですが、途中で歌詞が日本語になって、「なんだ?」と思ったことをよく憶えています(日本語の歌詞は Queen の通訳を務めた鯨岡ちかという女性による。なお、この人物が同じ頃新日本プロレスの社員(?)であった鯨岡チカ氏と同一人物かどうかは不明)。東郷かおる子によると、彼女が1976年にイギリスで行われた Queen のコンサートを取材した際、Roger Taylor から「まだ、内緒だけど今度のアルバム["A Day At The Races" のこと]には日本語を交えた曲が入る予定なんだ」と予告されたそうです(こちらを参照)。

 

日本公演ではお約束のナンバーで、Wikipedia によると、1979年、81年及び82年の来日公演のセットリストに入っていました(一部公演を除く)。しかし、最後の日本公演となった85年には演らなかったとのこと・・・当時はバンド内がゴタゴタしていたということで、その影響があったのかな?

 

 

みんなで sing along してるな(笑)。

 

最後は Queen + Paul Rodgers の2005年のさいたまスーパーアリーナでのパフォーマンス。

 

 

Brian のアコギの弾き語りが胸に沁みる。