1978年全米1位(A Taste Of Honey の "Boogie Oogie Oogie" からトップの座を奪った)、全英6位。さらに、オーストラリアとニュージーランドで1位、アイルランド、オランダ、ベルギー、西ドイツ、スイス、オーストリア、スウェーデン、ノルウェー、カナダでトップ10入り。私にとって、Exile といえば、この世界的大ヒットを放ったアメリカのバンドであって、どこかのダンス&ボーカルユニットではありません。悪しからず(笑)。この曲は、70年代にイギリスで、Sweet、Suzi Quatro、Mud、Smokie などを手掛けて数多くの大ヒットを生み出した Mike Chapman と Nicky Chinn のコンビ(Chinnichap)にとって初の全米 No.1 ソングです。この曲を蹴落として全米1位となった Nick Gilder の "Hot Child In The City" も Mike Chapman がプロデュースしたもので、彼はこの2曲の大成功を足掛かりにアメリカでも売れっ子プロデューサーに。そして、Blondie や Knack を手掛けることになったのはご存じのとおり。なお、Chapman は、Barry White の "It's Ecstasy When You Lay Down Next To Me" にインスパイアされてこの曲を書いたとのことですが、それにしても、 I wanna kiss you all over/'Til the night closes in~♪ とはねぇ(当時中学生だったぼくにもその意味はよ~くわかりました(笑))。

 

 

Exile は、この曲のフォローアップ "You Thrill Me" が辛うじて全米40位となってトップ40入りを果たしたものの、そのあとが続かず、80年代に入ってからカントリーバンドに転身しました。こちらはそんな彼らの最近のパフォーマンス。

 

 

さすがにこの曲はカントリーにはならないようです(笑)なお、彼らは80年代にカントリーチャート で10曲の No.1 ヒットを放ちました。

 

Tiffany がカバーしています。

 

 

「清純派」として売り出した彼女も、悪辣な大人の食い物になってかなり辛酸を嘗めたようです(『PLAYBOY』に登場するのは約10年後)。

 

そして、Huey Lewis & The News のヒット曲としておなじみのこちらの曲は Exile がオリジナル。

 

 

1981年全米102位(この曲も Chinnichap の作品)。

 

Huey Lewis のカバーバージョンも。

 

 

1983年全米8位。メガヒットアルバム "Sports" からのリードシングルなんだけど、実は当時はあまり好きじゃなかったんだよな。