○イベントレポではない雑記事です
○両国国技館で行われるイベントに参加する際、事前に知っておくと
よさそうなことをまとめておきます。
○2017年2月19日 何度目かの記事改定
[両国国技館 イベント][国技館 マス席][国技館 ロッカー]など
さまざまな検索ワードでこの記事へのアクセスが高かったり
国技館でのイベント前にこの記事へ5ケタ近いアクセス数があったりします。
参考にしていただけてありがたい限りです。
この記事を書いたのが2013年5月、もう4年近く前のことですので
ことに駅周辺事情などはもう参考にならないのではないかと思っております。
ロッカー事情においても然りです。
この記事で今でも参考にしていただけるのは升席での座り方程度です。
そのほかは最新の情報を収集するようになさってください。
■両国駅とその周辺(2013年6月時点でのものです)
・両国駅はターミナル駅ではないので、大きい駅ではありません。
両国駅での待ち合わせも不可能ではありませんが、
イベント当日は同じ目的を持った『お仲間さん』で混雑しています。
・いわゆるファストフードやファミレス的な、気楽に使えるようなお店は
両国駅近辺にはありません。
ドトール的なお店が数件ありますが狭いです。
カラオケは数店舗あるようです。(カラ鉄、歌広場)
事前にみんなでご飯、とかオフ会…というようなこと企画している方は
両国ではなく、ひと駅隣の錦糸町駅か、あるいは秋葉原・神田など
山手線圏内で計画されたほうが良いでしょう。
たとえば有楽町・銀座・東京駅付近からであれば、両国までは
およそ20分です。
新宿方面から来られるなら、御茶ノ水乗り換えで30分程度でしょうか。
■国技館のお手洗い事情
・お手洗いは壮絶に混雑します。
男女どちらかの性別に客層が偏りがちなイベントの場合は特に!
それなりにイベント運営側も対策してくれていますが、
館内のお手洗いは壮絶に混みます。具体的には、入場後すぐに
お手洗いに並びはじめてもやっと自分が個室に入れた時にはすでに
開演直前のアナウンスが流れ始めていた…という感じです。
客層の男女比にも左右されますが、30分程度は並ぶことを覚悟して
おいたほうがよいでしょう。
(もっともこの辺は国技館でのイベントに限ったことではありませんが)
前述の通り、駅付近にも大きい商業施設があるわけではないので
両国駅のお手洗いもかなり並びます。実際に列を目撃しました。
イベントに関係ない一般の利用客にも迷惑が…とかいうことにも
なりかねないので
「お手洗いは両国に向かう前に済ませておく」
…これを心がけておくのが一番いいように思います。
■桝(升)席について
桝(マス)席がS席に設定されていることがイベントでは多いですが、
案外、地獄を見ます。
案外、地獄を見ます。
大事なことなので2回言いました。
「これでS席とかなんの苦行だよ!」と思うかもしれません。
もし今からチケットを取る、という方で膝に爆弾を抱えている、とか
長時間の床座りに自信がない、という方は2F席を検討することを
お勧めします。2F席は椅子席です。
桝席は基本的に「4人で1マス」です。1人分の桝がきっちり線引き
されているわけではありません。
『お一人様4枚までお申し込み可能』なイベントで、4連番でない限りは
見ず知らずの人と一緒のマスに座ることになります。
なので、まず「大荷物は避ける」ようにしましょう。最低限の荷物以外は
マス席の場合、持ち込まないようにするのがベストでしょう。
物販で購入したグッズ類がもし結構な量になるのであれば、それも
事前にどこかのコインロッカーにでも預けるようにするのがベストです。
両国駅にもコインロッカーはありますが、前述の通りで駅自体の規模が
大きくないので、早々に埋まってしまう可能性もあると思われます。
なので貴重品とチケット、サイリウム程度をコンパクトに1つのカバンに
まとめておく、くらいのことをお勧めしておきます。
もう一度言います。一人分のスペースが明確になっておらず、きっちり
マスを4等分したとしてもそんなに広いものではありません。
座布団1枚程度のスペース、と考えておくとよいでしょう。
実際の桝席と、周辺の拡大図です。
「13側6桝 1」の座席で撮影したものです。(拡大図の赤枠部分)
※国技館桝席では『列』のことを『側』と呼ぶようです。
以下、そのように『側』と表記します。
写真の通り、桝席は高さ10cm程度の手すりで囲われており、
その手すり部分に桝番号が書かれています。
上着や荷物でこの手すりを隠してしまうと、座席を探している方の
大迷惑になるので気をつけましょう。
横通路が2側ごと、「奇数側の前」に通っています。
イベントによって桝席内の区切り方が個となるとは思いますが
桝の内側、図中の「13側の各桝 3、4番」「14側の1、2番」の座席に
あたった方は、開演ギリギリで来ると同じ桝の方に少し避けてもらって
着席する、ということになります。ここはお互い、譲り合いましょう。
写真にも横通路が写っていますが、大変狭いです。大人1人が通れる
程度の幅しかありません。すれ違いはお互いが避けることが必須です。
Ranking
↑升席を横から見た図解です。正確なものではありませんが。
図中の例でいうと13側の3・4番、14側の1・2番の方は席へ行くにも、
荷物の置き場所的にもちょっと「割を食う」感じになるかもしれません。
…幸いなことにこれまでわたしが参加した国技館の桝席はすべて
13側の1・2に相当する位置でした。
■座り方対策
…イベントによっては座布団類が持ち込めたり持ち込めなかったり
するようなので一概には言えませんが…
マス席は基本、床板に毛氈(もうせん)が張ってあるだけです。
※毛氈…雛飾りによく敷いてある赤いアレ。
クッション性はまったくないので、床に直接座るのと同じです。
体育座り(地域によっては三角座りというようですが)をするか、
正座か、女子的にお行儀はよくないけれど胡坐をかくか、という
ことになります。
どんな座り方であれ、非常に疲れます。本当に疲れます。
途中から、正直イベントとかどうでもよくなるレベルで疲れます。
なので、この「座り方対策」もきちんと考えておきたいところです。
まとめると
「一人分のスペースは座布団1枚程度」
→荷物を置くスペースがほぼない
荷物が少なくても脚はのばせない」
■靴について
桝席の場合、靴を脱がなければならないわけです。
脱いだ靴は上図の黄色部分・青部分のような「マスの下」に
格納できるようにはなっていますが、広さ・高さともにあまりありません。
また、靴を入れるビニール袋が用意されるイベントもあるようですが
念のためレジ袋を1枚持って行くといいかもしれません。
高さ的にはハイカットの靴(くるぶしが隠れる程度、CONVERSEとか)が
入るかなぁ…?という高さしかないので、ブーツ類はまず無理です。
ショートブーツやブーティでもヒールの高さで無理かもしれません。
ヒールの無いハイカットシューズを寝かせて入れた覚えがあります。
寝かせて入れるにしても、幅がとにかくマスの幅しかないわけだし、
そこに最大で4人分の靴が入るわけなので邪魔(ry
しかもマスの下、ということはそこは「前のマス席の人」たちが座る場所
でもあるので、そのことも考慮したいところです。
なるべくはみだしたりしないよう。
○座り方・靴についての追記です○
2017年2月追記:この記事を読んでくださった方から「こういうイベントもあるよ」と
情報をお寄せいただきました。ありがとうございます。
イベントによっては、次のような対策が取られている場合があるようです。
・毛氈にビニールシート等が敷設され、靴を脱がずに土足のまま上がれる
→でも正座することに変わりはないとのこと
・パイプ椅子など、簡易的な椅子が用意されており正座を強要されない
→荷物は椅子の下における。靴も脱がなくていい
・4人枡を3人以下で使うような座席配置になっている
→場合によっては4人マスを2人で使うイベントもあるようです。
これなら、足を延ばせるかもしれません(それでも床に長座状態ですが…)
参加されるイベントで上記のような対策が取られているか、主催者側からの
発表をよく確認することをお勧めします。
何の対策もなく、これまで書いてきたような毛氈に正座するようであれば
正座椅子を持ちこむことを強くお勧めします。
安いものなら1000円ちょっとで手に入ります。
※イベントによっては正座椅子やクッション類の使用を禁止するアナウンスが
出ている場合があるようです。くれぐれも主催者へ確認なさってください
■立ち上がってもいいの?
イベントによっては途中でライブパートがあったりします。
立ちたい!踊りたい!という方も当然いらっしゃると思います。
マス席の場合は、同じマス内の方が立ってしまうとほかの方はほぼ
見えなくなります。また、後ろのマスとの段差もほぼないため
(前述したとおり、ハイカットシューズ程度の高さしかありません)
後ろ2~3列くらいまでは「見えなくなる方」が出るかもしれません。
立つな、とは言えないし言う権利ももちろんありませんが
せめて同じマスの方に「立ってもいいですか?」と一言かけるなど
ちょっとだけお気遣いいただけるとお互い気持いんじゃなかろうかー
…と思います。
これまで計3公演、マス席でイベントを見てきましたが
本当にここまで書いたような小さいことが最後まで気になって
イベントに集中できなかったり、とても残念な思い出になって
しまうこともありました。
お互いがちょっとずつ気をつける、あるいは事前に準備しておけば
回避できることが殆どです。
※これは完全に個人の感想です※
ただ、立てるのなら、立てる雰囲気なら立ちましょう!
足のしびれや体の軋みが格段に楽になります。
正座椅子が効果覿面だったと書きましたが、このときは
さまざまなアーティストのステージがちょうどいい感じに挟まれていて
立ったり座ったりをいいタイミングで繰り返せるイベントだったため、
正座椅子の効果が最大限に発揮されたのかな、と思います。
(もしかしたら途中で立てるように、と運営側が配慮してくれた
イベント構成だったのかもしれません)
中井さんイベントレポでもないこんな記事を読んでくださって
ほんとうにありがとうございます。
国技館でのすべてのイベントがみなさんのいい思い出になりますように。
2013年6月29日(土)、国技館で硝子姫と握手( *´-`)…してくれた方
ほんとうにありがとう。おまえら愛してる!